中国のAI企業ディープシークの創業者、梁文鋒氏が語ったとされる発言が波紋を広げている。米中AI競争や自社のチップ調達に関する内容が極めて率直だったためだ。米中両国政府のAI戦略にとってセンシティブな内容が含まれており、中国企業に対するアメリカ政府の制裁の行方に影響が及ぶ可能性もある。
流出した発言の内容
同氏のものとされる発言内容がネット上に拡散したのは7月下旬。今年5月、非公開で行われた第1次資金調達の説明会での4時間にわたる発言録だ。この流出に同氏は激怒し、第2次資金調達ラウンドの契約を当面見合わせると通告した(その後8月に再開)と、米ブルームバーグは伝えている。同投稿は中国のネット上ではすでに閲覧できなくなっている。
発言の中では「ファーウェイ最新チップ4枚でエヌビディア1枚分」との比較や、「エヌビディアは墓穴を掘っている」との批判が含まれていた。
真偽と影響
現時点では、内容の真偽についてディープシークや梁氏自身は何も説明していない。しかし発言内容が極めて具体的で、各国の有力メディアの報道に対して同社が抗議も否定もしていないことなどから、信憑性は高いとみられる。



