福岡県議会での金銭授受疑惑などを巡り、28日に自民党本部で鈴木幹事長らと面会した福岡県連の松本国寛会長(県議)は、来春の県議選で公認見送りの可能性を告げられ、早期解決を迫られた。所属議員からは県連の体制刷新を求める声も上がっている。
45分の面会で何が話されたか
面会は井上貴博首相補佐官(衆院福岡1区)らも同席し、予定の20分を超える45分間行われた。取材に応じた松本氏は、鈴木氏から公認を出すには県連が自浄作用を発揮し、事態の解決を図ることが必要との認識を示され、高市首相(党総裁)も「すごく気にかけている」と説明を受けたと明かした。会長辞任は触れられなかったという。
県議会内部の証言と困惑
県議会では複数の正副議長経験者が、就任前に松本氏ら県議団幹部に現金を渡したと証言。松本氏を含め幹部は否定している。疑惑が浮上したり、正副議長を経験したりしているのは当選4回以上の議員だ。
自民県議団の渡辺勝将会長は「公認が出ないとなれば、影響が大きい。(疑惑に)関係ない議員も含まれるのか」と困惑。別の若手議員は「疑惑に関係している人がトップのままでは自浄作用は働きにくい。体制を刷新すべきだ」と話した。
県連の歴史と補欠選挙の日程
県連では議員辞職した蔵内勇夫氏が会長に就任した2015年以降、県議が会長を務めている。県選挙管理委員会は28日、蔵内氏辞職に伴う県議補欠選挙筑後市選挙区(被選挙数1)の日程を9月25日告示、10月4日投開票と決めた。



