在日中国大使館は13日、中国の呉江浩駐日大使とロシアのノズドレフ駐日大使による共同文書を発表した。中露両国の密接な関係を確認するとともに、「第二次大戦の勝利の成果を守ることは中露両国にとって非常に重要な意義を持つ」と強調した。
共同声明の内容と領土問題への含意
共同声明は、ロシアのプーチン大統領が13日に北方領土を訪問したことには触れていないが、中露両首脳の共通認識は「主権と領土の一体性の相互尊重」といった原則に基づいているとした。中露両国で領土問題についても足並みをそろえていると暗に示した形だ。
日本への非難と国際秩序への姿勢
日本に関しても直接的には言及していないが、中露両国が「ファシズムや軍国主義を復活させる行為に断固反対する」とした。中国は、高市早苗首相の台湾有事を巡る国会答弁を機に対日姿勢を硬化させ、高市政権と「軍国主義」を関連付けた批判を展開している。
両大使は、中露両国として「平等で秩序ある世界の多極化を提唱し、より公正で合理的なグローバルガバナンス体系の構築を推進する」との考えを示した。中露両国は、米欧が主導してきたとする国際秩序をグローバルサウス(新興・途上国)も巻き込んで修正していく構えで一致している。



