英下院、スナク首相のルワンダ送還法案を可決 強硬派の反乱乗り越え
英下院、スナク首相のルワンダ送還法案を可決

英国下院は17日、不法入国者をアフリカ東部のルワンダに送還する政府法案を賛成320票、反対276票で可決した。リシ・スナク首相は、与党保守党内の強硬派による反乱を乗り越え、3回目の採決で法案を通した。

法案の内容と目的

この法案は、英仏海峡を経由して小型ボートなどで英国に不法入国した人々を、ルワンダに強制送還することを目的としている。スナク首相は、不法移民の流入を阻止し、移民問題に対する厳しい姿勢を示すことで、支持率の回復を図っている。

強硬派の反乱と修正案

保守党内の強硬派は、法案が国際法や人権法に抵触する可能性があると主張し、修正案を提出していた。スナク首相は、強硬派の要求を一部受け入れつつも、法案の骨格は維持した。採決では、強硬派の一部が造反したものの、労働党などの野党が反対票を投じる中、可決に必要な票数を確保した。

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今後の見通し

法案は今後、貴族院(上院)で審議される。貴族院では反対意見が強く、修正や否決の可能性もある。スナク首相は、年内にルワンダへの送還を開始する目標を掲げているが、実現は不透明だ。

この法案を巡っては、国際的な人権団体からも批判の声が上がっている。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は、ルワンダが難民を適切に保護できるかどうか疑問を呈している。

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