配当株投資において、多くの投資家が頭を悩ませるのは「どのタイミングで株を購入するか」という問題だ。投資家の配当太郎氏は、著書『仕事をやめるまでに年間120万円の配当金を手に入れる最強の株式投資』(クロスメディア・パブリッシング)の中で、株価の動きに振り回されずに購入タイミングを判断する方法を解説している。
株価の上下に一喜一憂しない
配当太郎氏によれば、配当株投資で大切なのは「目の前の株価で購入のタイミングを判断しないこと」だという。株価は企業が利益を伸ばし続ければ基本的に上昇するが、配当株投資では「株価が下がったときこそ買え」という格言は半分正解で半分間違いだと指摘する。
「株のかたまり」ができるまではできるだけ安く買うのが望ましいが、増配の受け皿となる土台ができれば、株価が多少上がっても大きな影響はない。配当金の再投資や自己資金の追加投資でさらに配当金を増やせるからだ。
「利回りの上昇」に注目する
配当太郎氏が提案するのは、株価そのものではなく「利回りの上昇」を見据えることだ。例えば、株価が上昇すると利回りは低下するが、企業が増配を続ければ利回りは再び上昇する。このサイクルを理解すれば、短期的な株価変動に惑わされずに済む。
「買い待ち」も有効な選択肢の一つだ。株価が高いと感じたら、無理に買わずに下落を待つことも戦略としてあり得る。ただし、待つ間に配当金を受け取る機会を逃す可能性もあるため、バランスが重要だ。
初めての銘柄は「足跡を残す」
初めて購入する銘柄については、まず少額で「足跡を残す」ことを勧めている。完全に納得してから買おうとするとタイミングを逃すため、まずは少量でも保有することで、その後の追加購入の判断がしやすくなるという。
配当太郎氏は、月10万円(年間120万円)の配当金を目標に掲げ、株価の動きに振り回されない「自分流の判断基準」を持つことの重要性を強調している。自分なりの基準に従って淡々と買い続けることで、持ち株数を増やし、安定した配当収入を得られるスタイルを確立できると述べている。



