東洋経済オンラインのYouTubeチャンネルで、元高校球児でフリーアナウンサーの上重聡がお送りする資産運用シリーズに、オルカン(全世界株式インデックスファンド)の“生みの親”である代田秀雄氏が登場。投資初心者から上級者まで役立つ「投資の極意3カ条」を中心に、資産形成の本質を語った。
投資の極意3カ条:習慣化、切り詰めない、取り崩さない
代田氏が提唱する投資の極意は、「少額でも積み立てを習慣化する」「生活を切り詰めて投資しない」「必要になるまで取り崩さない」の3つ。特に「生活を切り詰めて投資」はNGだと強調。生活費を削って投資に回すとストレスが溜まり、長続きしないという。代田氏は「投資は生活を支える脇役。主役はあくまで生活そのもの」と語る。
一括投資 vs 積み立て投資:どちらが有利?
一括投資と積み立て投資の比較では、代田氏は積み立て投資を推奨。理由は、市場のタイミングを計る必要がなく、心理的負担が少ないからだ。また、積み立て投資はドルコスト平均法の効果で、価格変動リスクを低減できる。ただし、長期的に見れば一括投資の方がリターンが大きいケースもあるが、「再現性の高さ」を重視するなら積み立てが優位と述べた。
「投資仲間」の重要性と「ほったらかし」の意義
代田氏は「投資仲間を作ることが成功の鍵」と指摘。周りに投資をする人がいると、情報交換やモチベーション維持に役立つ。また、投資は「ほったらかし」でよいとも主張。頻繁に売買するよりも、インデックスファンドに長期投資する方が、手間もコストも抑えられ、結果的に高いリターンが期待できるという。
リスク資産の目安は「100-年齢」パーセント
リスク資産の配分について、代田氏は「100-年齢」パーセントを目安に提案。例えば30歳なら70%を株式などのリスク資産に、残り30%を債券などの安全資産に配分する。年齢とともにリスク許容度が下がるため、このルールはシンプルで実践しやすいと評価。ただし、個人の状況に応じて調整が必要とも付け加えた。
「一発当てたい」欲との向き合い方
個別株で大きなリターンを狙いたいという欲求については、代田氏は「コア・サテライト戦略」を提案。資産の大部分(コア)はインデックスファンドで安定運用し、一部(サテライト)を個別株やアクティブファンドに充てる。比率は「コア8割、サテライト2割」が目安。これにより、大きな損失を避けつつ、投資の楽しみも得られるとした。
本当に再現性の高い投資とは
代田氏は「市場に乗っかるだけ」で億り人になれる可能性があると語る。具体的には、低コストのインデックスファンドに長期・積立・分散投資を続けること。この方法は再現性が高く、誰でも実践可能。代田氏自身も三菱UFJアセットマネジメントでインデックス投資の普及に尽力し、NISAを通じた資産形成を推進してきた。
動画では他にも、積立額の決め方や「ほったらかし」の具体的な頻度など、実践的なアドバイスが満載。投資初心者からベテランまで、改めて基本に立ち返る貴重な内容となっている。



