「いい人」のままではいつまで経っても、ビジネスでの成功は望めない――そう主張するのは、IQ150超の異端投資家、佐野Mykey義仁氏だ。同氏は、何かを評価する際に「足し算」ではなく「引き算」によって物事の真実を見極める「減点思考」を提唱。その思考法をインストールするために役立つのが「悪口を言う習慣」だと説く。
悪口とはヘーゲルの「アンチテーゼ」
「人の悪口を言うのは良くない」という道徳観は捨てるべきだと佐野氏は言う。悪口を言うためには、人の良いところよりも悪いところにアンテナを向ける必要があり、観察力と洞察力が上がる。悪口は相手を貶めるためではなく、相手の弱点を見つけて「不都合な事実」から目を逸らさないためのレッスンだという。
佐野氏が悪口を推奨する背景には、ドイツの哲学者ヘーゲルが提唱した「弁証法」がある。悪口とは、ヘーゲルが提唱した「アンチテーゼ」であると位置づけている。
減点思考で読むクレイジー『桃太郎』
佐野氏は、減点思考で昔話「桃太郎」を読み解く。桃太郎をヒーローと見るのは危険であり、登場人物はみな異常者だという視点から、ビジネスで勝つためのヒントを導き出す。
「他人に去られること」を恐れてはいけない、傍若無人に振る舞っても残る人はいる――そんな逆説的な教訓が、減点思考によって浮かび上がる。
本記事は『ずる賢い人のための億万長者入門 成功者の9割は性格が悪い』より一部抜粋・編集したもの。続きでは、天才中学生に放ったある悪口のあだ名や、減点思考の具体的な実践法が語られる。



