AI技術の進化により、働き方やキャリア形成のあり方が大きく変わろうとしている。こうした中、キャリアコンサルタントの新井亨氏は、AI時代に求められる新たなスキルセットについて提言を行った。
変化に対応するための3つのスキル
新井氏は、AI時代に生き残るために必要なスキルとして、「適応力」「創造性」「人間力」の3つを挙げる。特に、AIには代替できない人間ならではの価値を発揮することが重要だと指摘する。
「AIが得意とするのは、パターン認識やデータ分析などの定型的な業務です。一方、人間は不確実な状況での判断や、他者との協働、創造的な問題解決が求められます」と新井氏は語る。
具体的なキャリア戦略
新井氏は、具体的なアクションとして、「リスキリング」「ネットワーキング」「自己ブランディング」の3つを提案。特に、学び直しの重要性を強調する。
「AIの進化は速く、一度身につけたスキルが陳腐化するリスクがあります。定期的に新しい知識やスキルを習得する姿勢が不可欠です」と述べ、リスキリングの必要性を訴える。
また、ネットワーキングについては、「AIにはできない、人と人とのつながりがキャリアの可能性を広げる」と説明。自己ブランディングについては、「自分の強みを明確にし、発信することで、AI時代においても存在感を示せる」とアドバイスする。
企業に求められる変化
個人だけでなく、企業側も変化が求められる。新井氏は、「企業は従業員のリスキリングを支援し、AIと人間が協働する環境を整えるべきだ」と指摘。具体的には、社内研修の充実や、AIツールの導入による業務効率化を提案する。
「AIを脅威と捉えるのではなく、活用することで新たな価値を生み出すチャンスと捉えることが重要です」と締めくくった。



