円安の上乗せを見極めよ…新NISAで「最高値の罠」に振り回されない鉄則
円安の上乗せを見極めよ…新NISAで「最高値の罠」に振り回されない鉄則

日経平均株価は最高値更新からわずか1カ月で大きく下落した。値動きに振り回されないためには、数字を動かす仕組みを知っておく必要がある。経済指標を読み解くプロに、投資に役立つ数字の見方を聞いた。

外国株投資の成績は「株価」と「為替」で決まる

外国株に投資をするのが当たり前になった。新NISAが始まった2024年以降、日本の家計マネーは記録的な勢いで海外へ向かっている。24年の対外証券投資は約11兆5000億円で、統計を遡れる05年以降で最大を記録した。

ただ、外国株に投資するなら、理解しておきたいことがある。円建てで見た外国株の運用成績は、「現地通貨ベースの株価」と「為替」の2つで決まるということだ。

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円安の上乗せを理解しないと判断を誤る

この数年、米国株の成績は確かに良好だった。しかし、そのパフォーマンスには円安による上乗せが相当乗っている。現地通貨ベースの株価それ自体で見ると、むしろ日経平均のほうが伸びている局面もある。米国株や金が「すごく伸びている」と見えているものの中に、円安の分がどれだけ含まれているかを理解しないまま「アメリカは強い、日本は駄目だ」と結論を出してしまうと、判断を誤る。

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