サウジアラビア、原油減産延長で収入減少もOPECプラス結束維持
サウジ、減産延長で収入減少もOPECプラス結束維持

サウジアラビアは、OPECプラス(石油輸出国機構と非加盟産油国で構成する協調体制)による自主的な追加減産を9月まで延長する可能性がある。この措置により、同国の石油収入は減少するものの、産油国間の結束を維持する狙いがある。関係筋が明らかにした。

減産延長の背景

サウジアラビアは7月から、1日あたり100万バレルの自主的な追加減産を実施している。この減産は8月まで継続される予定だったが、市場の需給バランスを安定させるため、9月まで延長する方向で調整が進められている。関係筋によれば、サウジアラビアは減産延長により、1日あたり約600万ドルの収入減を見込んでいる。

OPECプラスの結束維持

サウジアラビアは、OPECプラス全体の結束を重視しており、減産延長はその一環とみられる。同国は、ロシアなど他の主要産油国と協調し、原油価格の下落を防ぐために減産を継続する方針だ。アナリストは「サウジアラビアは短期的な収入減よりも、長期的な市場安定と産油国間の連携を優先している」と指摘する。

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市場への影響

減産延長の観測を受けて、原油価格は上昇傾向にある。しかし、世界経済の減速懸念や米国のシェールオイル生産増加など、価格上昇を抑制する要因も存在する。OPECプラスは、6月の会合で2024年までの減産枠組みに合意しており、サウジアラビアの追加減産は自主的な措置として位置づけられている。

関係筋は「サウジアラビアは、OPECプラス内での主導的な役割を維持するために、減産延長を決断する可能性が高い」と述べている。今後の動向が注目される。

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