時間にルーズなフリーランスが信用を失う理由—売れっ子ほど基本を外さない
時間にルーズなフリーランスが信用を失う理由

キャリア・教育の分野で、時間にルーズな人がなぜ信用を失うのか、その納得理由を探る。売れっ子フリーランスほど基本を外さないという事実。遅刻は「相手の時間を奪う行為」であり、たとえ7分の遅れでも致命的になり得る。

遅刻は仕方ないでは済まされない

公開日時:2026/06/18 12:30。遅刻は仕方ないと思っているようでは、次の発注にはつながらないかもしれない。写真:maruco / PIXTA。上阪徹(ブックライター)が語る。

実際のところ、仕事は発注者との関係性で済んでしまうケースばかりではない。ライターであれば、例えば取材。取材対象者にやっとの思いでアポイントを取って、さあと思ったら、ライターが時間通りにやってこない。これでは、発注者は困ってしまう。

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取材対象者は、ちょっとくらい遅れても構わないという考えの人ばかりではない。時間に遅れてきたというだけで、もはや印象は最悪になるかもしれない。怒り出すかもしれない。そんなところから取材を始めなければいけなくなってしまいかねない。これでは、いい取材は難しいだろう。

時間を奪うことはお金を奪うこと

時間に遅れるということは、相手の時間をそれだけ無駄に奪っていることに他ならない。「タイム・イズ・マネー」という言葉があるが、それはすなわち相手のお金を奪っていることでもある。その自覚があれば、おいそれと遅れることなどできないはずだ。

電車が遅れてしまったから、というのも理由にならない。最近では、電車の乗り換えアプリなどで簡単にルートを調べられるようになったが、そこにも落とし穴がある。必ずしも、その通りに電車が動くとは限らないからだ。

早めの行動でリスクを減らす

どんな理由であったにせよ、遅れは遅れ。それを認識できているなら、早めに動くことだ。そうすれば、遅れるリスクは大きく減じることができる。早めに現地に着いて、資料を読むなりの仕事をしていればいい。たった、それだけのことだ。

ギリギリで動かなければいけない理由はない。また、仕事場を離れてもできる仕事はいくらでもある。それを持っていけばいい。何よりも約束の時間に遅れない。これを第一義とすべきだ。

挨拶や見た目にも気配りを

たくさんのフリーランスの人たちと仕事をしてきたが、売れっ子と言われる人たちに共通していると感じるのは、実は「基本がちゃんとしている」ことだ。時間に遅れたりすることがないのは当然として、それだけではない。

初めて顔を合わせれば、お互いに顔を見て名乗って、しっかり挨拶をする。とても丁寧だし、とても気持ちがいい。現場で「この人は誰だろう。何の人だろう」なんてことにはならない。

次ページが続く:【迷ったらネクタイを締めていく】

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