50代夫妻、築50年超の自宅をカラフルにDIY!老後も人が集まる場所づくり
千葉県市川市に住む50代の湊さん夫妻が、築50年を超える自宅を自らの手でカラフルにリノベーションし、「老後も人が集まる場所」に生まれ変わらせた。その斬新なデザインとコミュニティづくりの姿勢が評価され、「リノベーション・オブ・ザ・イヤー2025」で総合グランプリを受賞した。
「キャンバスのような、遊べる家」がコンセプト
今回のリノベーションを手がけた河野さんは、そのコンセプトを「キャンバスのような、遊べる家」と表現する。湊さん夫妻は以前から季節のイベントを楽しみ、自作の作品を飾るなど、家を積極的に活用していた。その暮らし方をさらに発展させるため、1階は玄関を開けるとすぐにLDKが広がるよう、不要な壁を取り払い、ひとつながりの大きなフロアに刷新した。
キッチンは、もともと閉鎖的だったが、料理好きのセイヤさんが来客と向き合いながら料理を楽しめるよう、アイランドカウンターを造作。カウンターの幕板はあえてまっさらな状態で引き渡されたが、その後マミさんがカラフルなペイントを施し、すでに3回ほど塗り替えられているという。
黄色のテーマカラーは偶然の産物
色のベースとなったのは、ダイニングの天井を抜いたときに現れた鉄骨の梁に塗られていた辛子色のペイント。その色に「めっちゃいいじゃない」と声が上がり、それがテーマカラーに決定。外壁の黄色いアクセントや黄色いキッチンは、その流れで決められた。
玄関周りの収納は、元々あった造作家具を流用してリメイク。DIYと工夫を重ねることで、予算は約1000万円に収まり、この家だけの色と記憶を丁寧に受け継いだ。
延べ100人以上がDIYに参加
このリノベーションの特徴は、プロの施工だけでなく、多くの仲間がDIYで参加したことだ。延べ100人以上の友人や知人がペンキを塗ったり、棚を造作したりと、手を加えた。湊さん夫妻は「老後も人が集まる場所にしたい」という思いから、家を「遊べるキャンバス」として開放。アート教室「アートギャングピッピ」を開くマミさんは、子どもたちに自由な表現を伝えたいと語る。
スチール製の階段はM1住宅のオリジナルで、正面には刷新された水回りが配置された。右に見えるカラフルな板絵は、セイヤさんの誕生日にマミさんが贈った作品で、リノベ工事中は丁寧に外され、完了後に再び大切に戻された。
この家は、単なる住まいを超え、人々が集い、創造し、交流する場として生まれ変わった。築50年超の古い家が、色とりどりのペイントと仲間の手によって、新たな命を吹き込まれている。



