塚田農場、990円弁当を値上げせず維持する10年前の決断
塚田農場990円弁当、10年前の決断で値上げを回避

東京駅周辺で1000円を切るボリューム弁当が減少する中、塚田農場おべんとラボのチキン南蛮弁当(税込990円)は注文を増やし続けている。同商品は「日本ロケ弁大賞」で第1回から3年連続金賞を獲得し、2026年度には「TV業界賞」も受賞した。

値上げ時代に価格を守る理由

株式会社塚田農場プラス代表取締役社長の森尾太一さんは、「10年前に下したある決断」が価格維持の鍵だと語る。2015年4月、森尾さんは新木場にあった弁当工場を取得。それまで池袋の小規模工場で2000円前後の高級弁当を製造していたが、新工場で生産体制を約10倍に拡大し、1000円前後の市場へ参入した。

大量生産と手作り品質の両立

大量生産では味が均質化しやすいが、森尾さんは手作りを続け、1日1万食を製造しながら専門店のような品質を維持している。この取り組みが差別化を生み、コロナ禍でも利益を生み続け、APHDグループの成長を支える存在となった。

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