佐賀共栄銀行・納富頭取、稟議2.5日以内決裁の目標…小規模生かし挑戦
佐賀共栄銀行・納富頭取、稟議2.5日以内決裁の目標

佐賀共栄銀行の納富健二頭取(56)は、前任の二宮洋二頭取(現会長)が進めた改革を継続しつつ、小規模ならではの機動力を生かした経営に挑む。稟議は本部に上がってから2.5日以内に決裁する目標を掲げ、他行より圧倒的に早いスピードで契約につなげている。

改革継続とスピード経営

前任の二宮洋二頭取がトップだった12年間の改革で、人員の適正化や店舗の縮小、貸出金は量を追わず金利を上げることなどを進め、業績や財務面はV字回復した。納富頭取は「私もその改革の流れを継続していく。プレッシャーは感じているが、会長からは『時代は変わっている。どんどん変えていい』と言われている。自分らしさも出していきたい」と語る。

強みはスピードと顧客へのきめ細やかな訪問などの営業力だ。支店などが取引先への融資の可否を本部に問い合わせる稟議は、本部に上がって2.5日以内に決裁する目標がある。他行より圧倒的に早く、金利が多少高くとも契約につながっているという。

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AI活用で事務効率化

AI(人工知能)活用で、稟議書などの書類作成のかなりの部分を効率化している。行員の事務作業の時間を減らした分、取引先を訪問する回数を増やしている。今年から補助金申請の支援に力を入れるなど、様々な相談に乗る時間にも回し、「ますます選ばれる銀行になっていきたい」と話す。

行内では「朝令暮改」でもなく「朝令朝改」でもいいという文化がある。やってみてダメなら、すぐに改めればいいという考え方だ。「規模が小さいからこそ機動力が高いという特徴を生かし、どんどん挑戦していきたい」と意気込む。

生え抜きトップへの期待

41年ぶりの生え抜きのトップで、地元からの期待を感じている。長く付き合ってきた経営者らも多いが、「頭取になっても、変わらないね」と声を掛けられ、これまで通り身近な存在に感じてもらえることを喜ぶ。役員就任後は取引先との会食なども増えたが、体力と体形維持のためのランニングが生活の一部になっている。

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