「いい人」のままではいつまで経っても、ビジネスでの成功は望めない――。IQ150超の異端投資家として知られる佐野Mykey義仁氏は、そう指摘する。
佐野氏によれば、減点思考で仮説検証すれば、「こういうサービスなら人を怒らせる。嫌われる。人が離れていく」ことが事前にわかり、状況を回避できるという。
これを想像力だけで予測するには限界がある。当たり障りのないコミュニケーションでは人間の真の感情を引き出せないため、「実際に相手が離れていく」ことを実験・検証したほうが手っ取り早く、脳のリソースも節約できる。つまり合理的なのだ。
傍若無人に振る舞っても、残る人はいる
減点思考で仮説検証すると、否応なく「人に去られる経験」が増えていく。それで構わない。むしろそうあるべきだと佐野氏は言う。
もちろん、相手を怒らせたり不快にさせたりして去られる経験は楽しいものではない。心に痛みを伴う出来事だ。しかしビジネスの現場で合理的判断をするためには避けて通れない道であり、今のうちから慣れておくしかない。
そもそも、人に嫌われることを恐れる人間に、人の心を揺さぶることなどできない、と佐野氏は問いかける。
傍若無人に振る舞うと多くの人は離れていくが、面白がってくれる人もいる。そうした変わった人の存在に気づけるのも一つのメリットかもしれない。



