三菱UFJ、時価総額42兆円超で初の首位 利上げ期待でトヨタ抜く
三菱UFJ時価総額42兆円超で初首位 利上げ期待でトヨタ抜く

2026年7月13日の東京株式市場で、三菱UFJフィナンシャル・グループ(FG)の時価総額が一時42兆円を突破した。これにより、トヨタ自動車や半導体大手キオクシアホールディングス(HD)を抑え、全上場企業の中で時価総額首位に立った。三菱UFJ FGが首位となるのは、2005年の発足以来初めてとみられる。

「金利のある世界」の復活が追い風

日本銀行による「異次元」の金融緩和政策が長期間続いた後、金利正常化への期待が高まっている。追加利上げ観測が強まる中、三菱UFJ FGの好業績が続くとの見方が投資家の間で広がり、株価を押し上げた。野村証券によると、金融機関は1980年代から1990年代初頭にかけて時価総額首位の常連だった。三菱銀行(現三菱UFJ銀行)や住友銀行(現三井住友銀行)、第一勧業銀行(現みずほ銀行)が首位に立ったこともあるという。

バブル崩壊後の低迷から復活

しかし、バブル崩壊後はデフレと低成長の時代が長期化し、金融機関の地位は低下。2000年代の大型再編で三菱UFJ FGなど3メガバンクが誕生したものの、2013年に始まった日銀の大規模な金融緩和が逆風となり、株価や業績は低迷した。時価総額首位の座はトヨタなど製造業に取って代わられた。

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風向きが変わったのは、日銀が利上げに踏み切り、「金利のある世界」が復活してからだ。金融機関は貸出金利の上昇で収益が改善し、投資家の期待を集めている。三菱UFJ FGの時価総額首位獲得は、金融セクター全体の復活を象徴する出来事と言える。

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