日本住宅ローン株式会社は7月15日、自動車ローンで一般的な「残価設定型ローン」の仕組みを住宅ローンに応用した革新的な借換商品「おうちの残価設定ローン(借換)」を開発したと発表した。
仕組みと特徴
このローンでは、住宅と土地のうち土地の評価額の50%を「残価」として設定し、残価以外の部分だけを返済する。マンションの場合は市場価格の30%を残価として設定する。借入金額のうち土地評価額の50%(残価部分)は返済不要となり、それ以外の借入金額は最長80歳までの返済となる。その結果、月々の返済額が現在の支払額の約半分になる可能性があるという。
返済オプション
残価まで返済、またはオプション行使可能年齢(最長80歳)に到達した場合、以下の3つの選択肢がある。なお、利用にあたっては10年間の元利均等返済が必要となる。
- 利息のみ支払いオプション:残価設定額に対する利息のみを支払うリバースモーゲージ型住宅ローンに切り替え。
- 物件買取オプション:同社指定の不動産事業者が物件を買取。残価到達時は原則、融資時に決定した土地の評価額相当(残価設定分)での買取を保証。土地価格が変動しても保証した残価金額は変わらないため、追加負担はない。ただし残価到達以降に元利均等返済を継続する場合、買取額はローン残高に準じる。マンションの場合は条件が異なる。
- そのまま返済を継続:元利均等返済を継続して完済を目指す。
利用条件
本ローンの利用条件は以下の通り。
- 「住宅ローンの債務者」と「今回の借換申込の債務者」が同一であること
- 現在の住宅ローンについて直近12回分の延滞がないこと
- 違法な増改築等を行っていないこと
- 借換後の住宅ローン借入額が1億6,000万円以下かつ既存の住宅ローン残債額の100%以内
- 現在の住宅ローンがリフォームローンや投資用ローンではないこと
- 賃貸中でないこと
自動車ローンとの違い
一般的に車の残価クレジットローンでは、車体に傷やへこみ、改造などがあると修理費用が必要になったり、減額査定となることがある。しかし同社はこの点について「本ローンは土地の価値に着目しているため、住宅部分の使用状況は買取に影響しません。また、物件買取オプションを行使する場合、当社指定の不動産事業者が、原則、ご融資時に決定した土地の評価額相当(残価設定分)での買取を保証。土地価格が変動しても追加負担がございません(残価到達以降はローン残高での買取となります)」とコメントしている。



