作家の橘玲氏が、連載『プアジャパン』の中で、日本が「生きているだけで貧乏になる国」であると警鐘を鳴らし、着実に資産を増やす方法を提唱している。同氏によれば、100万円を適切な投資に回せば、13年後には1118万円にまで成長する可能性があるという。
日本は「貧乏国家」? 橘玲氏の警告
橘氏は、日本の経済環境について「生きているだけで貧乏になる」と表現。低金利や物価上昇、賃金停滞が続く中で、現金をただ保有しているだけでは実質的な価値が目減りしていくと指摘する。同氏は、資産を守り増やすためには積極的な投資が必要だと強調している。
具体的な例として、100万円を年率約20%で運用できれば、13年後には複利効果で1118万円に達する計算になると説明。ただし、これはあくまで過去の市場平均を上回るリターンを想定したものであり、リスク管理の重要性も説いている。
着実に資産を増やすための戦略
橘氏が推奨するのは、個別株ではなくインデックス投資や分散投資だ。特に、低コストの投資信託を活用した長期・積立投資が効果的だと述べる。また、資産形成には時間を味方につけることが不可欠であり、早期の開始が重要だと強調している。
「日本のサラリーマンは、給与が上がらない中で税金や社会保険料の負担が増えている。このままでは老後資金が不足するのは明白だ」と橘氏は指摘。その上で、NISAやiDeCoなどの税制優遇制度を最大限活用すべきだとアドバイスしている。
「プアジャパン」からの脱却
橘氏は、日本が貧困化する原因として、政府の経済政策の失敗や人口減少、企業の賃金抑制体質を挙げる。しかし、個人レベルでは投資を通じて資産を守ることは可能だとし、「自分自身で未来を切り開くしかない」と訴える。
同氏の連載は、多くの読者から反響を呼んでおり、特に「100万円が1118万円」という具体的な数字が注目を集めている。橘氏は、「投資はギャンブルではなく、計画的な資産形成の手段だ」と締めくくっている。



