フードデリバリー業界に「持続不能」の衝撃が広がっている。フードデリバリー『menu』の親会社であるKDDIは8月19日、9月30日をもってサービスの提供を終了すると発表した。公式サイトにはサービス終了に至った背景として、「昨今の事業環境の変化に伴い、今後の持続的なサービス提供が困難であると判断し終了を決断いたしました」と公表されている。
2019年からフードデリバリー配達員(ウーバー・出前館・ロケットナウ)として働く筆者は、「とはいえこの展開は何となく予想できた」「おそらくこの流れは止まらない」と妙に納得している。
「menu」撤退の背景とクーポンの裏側
筆者の記憶が正しければ2週間ほど前、自宅マンションの郵便受けにmenuの割引クーポンが投函されていた。公式サイトには現在も「合計6800円分・初回限定クーポン」と大々的に告知されており、だからこそと言うべきか、筆者はmenu撤退のニュースに「あのクーポンは苦戦の裏返しだったのか!?」と衝撃を受けた。
撤退が発表された日も、公式サイトにはクーポンが配布されていた。
配達現場から見る業界の縮小
筆者はデリバリー配達員として神戸市を中心に活動しているが、注文数は2022年頃(コロナが落ち着き始めた頃)から右肩下がり。物価高による生活苦などの影響もあるのだろう。特に今年は注文数が激減。繁忙期であるはずの「夏」に閑古鳥が鳴いている。これはウーバーも出前館もロケットナウも、各社に共通して感じていることだ。



