欧州投資ファンドのEQTは17日、飲食店情報サイト「食べログ」などを運営するカカクコムに対する株式公開買い付け(TOB)の買い付け価格を、従来の1株3000円から3450円に引き上げた。これは、1日にカカクコムへのTOB計画を発表したLINEヤフー陣営の提示額3384円を上回る水準だ。
価格引き上げの背景
EQTが関東財務局に提出した訂正届出書で明らかになった。TOB期間は7月22日までとしていたが、8月3日まで延長された。LINEヤフーが米投資ファンドのベインキャピタルと共同で買収提案を発表したことを受け、カカクコムはEQTに対して買い付け価格の引き上げを要請していた。
両陣営の攻防
LINEヤフー陣営は、条件が整えば9月にもTOBを実施する方針だ。EQTの新価格は3450円で、LINEヤフー陣営の3384円を66円上回る。カカクコムの株主にとっては、より高い価格での売却機会が生まれることになる。
EQTは当初、1株3000円でのTOBを提案していたが、競合するLINEヤフー陣営の出現により、価格を15%引き上げた。この買収合戦は、日本のインターネット業界における大型M&Aとして注目を集めている。
今後の見通し
カカクコムは、両陣営の提案を比較検討し、株主の利益を最大化する方向で判断するとみられる。EQTのTOB期間延長により、株主はより多くの時間をかけて判断できるようになった。LINEヤフー陣営も対抗策を検討する可能性があり、買収価格を巡る攻防はさらに激化する見通しだ。



