渋谷駅前に木造高層ビル計画
東急不動産は、渋谷駅前の再開発エリアにおいて、木造高層ビル「渋谷グリーンビル」の建設を着工した。同社は、環境負荷低減と都市の木造化推進を掲げており、このプロジェクトはその一環となる。
ビルは地上11階建てで、延べ床面積は約5,000平方メートル。構造材には国産材を中心に約1,200立方メートルの木材を使用し、二酸化炭素の固定化効果が見込まれる。東急不動産の担当者は「渋谷のランドマークとして、環境と調和した建物を目指す」と述べている。
工期と完成予定
着工は2024年6月で、完成は2026年3月を予定。工事中は周辺への配慮として、騒音対策や交通誘導を徹底する。ビルはオフィスや商業施設が入居する予定で、低層部にはカフェや飲食店が入る計画。
また、外装には木材をあらわしにしたデザインを採用し、温かみのある景観を創出する。東急不動産は、このプロジェクトを通じて、都市部での木造建築の可能性を示したい考えだ。
環境への貢献
木材の使用により、約1,200トンのCO2を固定できると試算。これは、一般家庭約250世帯の年間排出量に相当する。さらに、ビル内には太陽光パネルを設置し、消費電力の一部を賄う。
東急不動産は、今後も渋谷エリアで環境配慮型の開発を進める方針で、同社のサステナビリティ戦略の柱の一つと位置付けている。



