東京のマンション価格、年収の20倍超えが常態化
東京マンション価格、年収20倍超え常態化

東京23区の新築マンション価格が高騰し、平均価格が年収の20倍を超える状況が常態化している。不動産経済研究所の調査によると、2023年の東京23区の新築マンション平均価格は1億1483万円に達し、平均年収の約20.3倍となった。これは前年の17.2倍から大きく上昇し、過去最高の水準だ。

低金利と資材高が価格を押し上げ

価格高騰の主な要因として、低金利環境による住宅ローン需要の拡大と、建築資材の価格上昇が挙げられる。また、都心部の再開発や高級物件の供給増加も価格を押し上げている。一方で、年収の伸びは鈍く、住宅購入のハードルは年々高まっている。

国土交通省の「住宅市場動向調査」によると、2022年度の首都圏の新築マンション購入者の平均年収は約800万円で、物件価格の平均は約6000万円。購入者の年収倍率は約7.5倍と、全国平均の6.8倍を上回る。

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若年層の住宅取得はさらに困難に

専門家は「今後も東京のマンション価格は上昇傾向が続く可能性が高い。若年層が都心で住宅を購入するのはますます難しくなるだろう」と指摘する。一方、郊外や中古物件への需要が高まる可能性もある。

政府は住宅取得支援策として、住宅ローン減税や子育て世帯向けの補助金を拡充しているが、価格高騰のスピードに追いついていないのが現状だ。

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