関西電力、全原発の運転期間延長を申請へ 最長60年に
関西電力、全原発の運転期間延長申請へ 最長60年

関西電力は、同社が保有する全ての原子力発電所について、運転開始から30年を超えるものについて、最長60年まで運転期間を延長する認可を原子力規制委員会に申請する方針を固めた。関係者への取材で明らかになった。

対象となる原発と申請時期

対象となるのは、高浜原子力発電所(福井県)の1号機(運転開始1974年)と2号機(同1975年)、美浜原子力発電所(同)の3号機(同1976年)の計3基。いずれも運転開始から40年を超えており、現在は特別点検を経て運転を継続している。

関西電力は、これらの原発について、2026年6月末までに原子力規制委員会に運転期間延長認可申請を行う予定。認可されれば、最長60年まで運転が可能となる。

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運転期間延長の背景

2011年の東京電力福島第一原子力発電所事故後、原子炉等規制法が改正され、原発の運転期間は原則40年、最長60年に制限された。ただし、規制委員会の審査に合格し、特別な点検を実施すれば、60年までの延長が認められる。

関西電力は、既に高浜1、2号機と美浜3号機について、40年を超える運転を認可されている。今回の申請は、さらに20年延長し、60年まで運転を継続するためのもの。

今後の見通し

関西電力は、安全確保を大前提に、既存の原発を最大限活用する方針。同社は「安定供給と脱炭素社会の実現に向け、既存の原子力発電所を有効活用していく」とコメントしている。

一方、原子力規制委員会は、厳格な審査を行う姿勢。新基準への適合性や、経年劣化に対する対策などが審査の焦点となる。

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