高市政権の金利政策、トランプかトラスか?30年ぶり高金利で3%目前
高市政権の金利政策、トランプかトラスか?30年ぶり高金利

長期金利は2026年7月9日に一時2.900%と、1996年度以来約30年ぶりの高水準に上昇した。ここまでの金利上昇は異例のスピードで進んでいる。

高めに見積もった水準にさえ追いつく金利上昇のスピード感

政府が毎年の予算編成で用いる積算金利(想定金利)は、国債費の計算の前提として高めに設定されることが一般的で、実際の長期金利がこれを上回ることは滅多にない。しかし、25年度は年度途中に積算金利(2.0%)を上回った。政府は26年度の積算金利を3.0%へ引き上げたが、7月時点で既にそこに近付いている。

長期金利の分解を試みた分析では、近年の金利上昇は期待インフレ率の上昇に加え、財政リスクプレミアムの上振れがより大きな影響力を持っていることが示されている。

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低すぎる低金利を正常化していく難局で、自ら招いた骨太ショック

高市政権が初の「骨太の方針」を閣議決定したタイミングで、市場では財政健全化への懸念が強まっている。日銀の利上げを牽制すれば、かえって長期金利は上がるというジレンマに直面している。

トラス・ショック(2022年の英トラス政権時の急激な金利上昇)からは、市場の警告を軽視した結果、信用を失うリスクが示唆されている。長い低金利時代を経て、金利の正常化が進む中で、高市政権の政策運営が注目される。

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