今夏の電気代、9割超が不安を感じる実態
Looopは2026年6月26日、「今夏の電気代とエアコン利用に関する調査」の結果を発表した。調査は2026年6月1日~5日、全国の20歳~69歳の家計管理を行う男女1,109人を対象にインターネットで実施。今夏の電気代が「高くなるのでは」と不安を感じる人は、「非常に感じている」51.9%と「やや感じている」39.9%を合わせて91.8%に達した。
不安の背景:中東情勢と猛暑
不安の理由として最も多かったのは「ホルムズ海峡の封鎖など中東情勢の緊迫化が長引いているため」60.5%で、次いで「暑さによりエアコンの利用が増えるため」56.7%が続いた。地政学リスクと気候変動が家計を直撃する構図が浮き彫りになった。
政府補助金の認知と効果
2026年7月~9月に実施予定の政府「電気・ガス料金負担軽減支援事業(補助金交付)」については、72.1%が「知っている」と回答。年代別では60代が84.7%で最も認知率が高く、40代が61.1%で最も低かった。しかし、補助金があっても「不安は変わらない」42.1%、「むしろ不安が増す」5.1%を合わせた47.2%が依然として不安を抱えており、補助金だけでは不安解消に不十分であることが示された。
健康と節約のジレンマ
夏場のエアコン利用で「熱中症などの健康リスク」を優先する人は、「完全に健康リスク重視」34.1%と「どちらかと言えば健康リスク重視」46.9%を合わせて81.0%に上った。一方、電気代への不安からエアコンの稼働を減らしたり設定温度を上げたりする意向を示した人は84.3%に達し、健康を守りたい意識と家計負担を抑えたい現実の間で「夏のエネルギー・ジレンマ」が生じている実態が明らかになった。
年代別のエアコン使用抑制意向
年代別では、20代・30代でエアコン利用をできるだけ控えたいと考える人が過半数を占め、高齢層より若年層のほうが利用制限への意識が強い傾向が見られた。一方、高齢層にも「基本的にエアコンは使わないようにしたい」と考える人が一定数おり、熱中症予防に向けた情報発信の重要性が示された。
家族間の「エアコンバトル」
電気代への不安から、家族間でエアコンの温度設定や使用時間を巡る言い争いが起きたことがある人は、「よく起きる」9.3%、「たまに起きる」26.3%、「過去に1回~数回は起きた」11.8%を合わせて47.4%に達した。年代別では若年層ほど「エアコンバトル」が起きやすい傾向が確認された。
Looopは、家計への不安からエアコンの利用を過度に我慢するのではなく、節電の工夫や熱中症対策に関する情報を社会全体で共有していく必要があるとしている。



