宇宙ベンチャーのispace(東京都中央区)は、月面探査機の着陸に再挑戦する計画を発表した。2025年に打ち上げを予定しており、世界初の民間企業による月面着陸を目指す。
再挑戦の背景
同社は2023年4月、月面探査機「HAKUTO-R」ミッション1で着陸を試みたが、高度約5キロメートルでソフトウェアの不具合により墜落した。今回のミッション2では、その教訓を生かし、着陸シーケンスの改良やセンサーの強化を図っている。
技術的改良点
- 着陸アルゴリズムの見直し:地形認識を高め、安全な着陸地点を自動選択。
- センサーシステムの二重化:高度計やカメラを冗長構成にし、故障リスクを低減。
- ソフトウェアの徹底検証:シミュレーションと実機試験を繰り返し、バグを排除。
ミッションの概要
探査機は米国のファルコン9ロケットで打ち上げられ、月周回軌道から着陸を試みる。着陸後は、月面のデータ収集や、将来の資源開発に向けた実証実験を行う予定だ。ispaceは、2025年以降も継続的にミッションを計画しており、月面輸送サービスの商業化を視野に入れている。
業界の反応
宇宙開発関係者からは、再挑戦への期待と慎重な見方が交錯する。民間月面着陸は、これまでイスラエルやインドの企業が挑戦したが成功しておらず、ispaceの挑戦は注目を集めている。成功すれば、宇宙ビジネスの新たな扉を開くことになる。



