中国の無人探査機「嫦娥6号」が、月の裏側から採取した岩石や土壌のサンプルを搭載し、地球への帰還に成功した。世界で初めての快挙となる。
月の裏側でのサンプル採取
嫦娥6号は、月の裏側にある南極エイトケン盆地に着陸し、ドリルやロボットアームを使って岩石や土壌を採取した。採取されたサンプルは約2キログラムとみられる。
月の裏側は地球から常に見えないため、直接探査が難しく、サンプル採取はこれまで実現していなかった。今回の成功で、月の起源や進化の謎に迫る手がかりが得られる可能性がある。
帰還と今後の研究
嫦娥6号の帰還カプセルは、中国北部の内モンゴル自治区に着陸した。サンプルは今後、中国の研究機関で分析される予定で、国際的な研究協力も進められる見通しだ。
中国は2030年までに宇宙飛行士を月に送る計画を進めており、今回の成果はその一環と位置づけられる。



