滋賀・彦根の湧水小流でユタカカワモズク発見、希少な紅藻の生態
滋賀・彦根でユタカカワモズク発見、希少紅藻の生態

彦根の林間で希少藻類を確認

滋賀県彦根市の薄暗い林の中を流れる小さな川で、淡水藻類の一種ユタカカワモズク(学名未詳)が確認された。この藻類は根、茎、葉に分化していない光合成生物の総称である淡水藻類に属し、特に紅藻(こうそう)の仲間である。発見したのはびわこベース代表の関慎太郎氏で、2026年7月15日に報告した。

現場は湧水を起源とする小流で、これまで関氏が訪れたどの環境とも異なる独特な雰囲気を持っていたという。サンショウウオが好みそうな環境だが、魚類は確認されず、植物もこの種だけが生育していた。藻体は濃緑色から灰色が混ざったような色を呈し、優しく触るとやや粘り気を感じた。

繊細な生態と特徴

ユタカカワモズクの藻体は弱々しく、非常に細い。栄養分が少ない清浄な湧水の小流に生息し、湿地の染み出し水が集まった流れに太陽光がスポット的に差し込む環境を好むとみられる。枝にある小さな粒はハート形に見え、関氏は「とてもかわいい」と評する一方、アップで撮影し忘れたことを後悔している。

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この藻類は淡水紅藻の一種で、日本国内でも限られた地域にのみ分布する可能性が高い。関氏は「栄養が少ないきれいな湧水の小流に暮らし、湿地の染み出し水が集まった流れに太陽光がスポット的に入る環境に自生するようです」と説明する。

今後の調査と保全の重要性

今回の発見は、滋賀県内の生態系の多様性を示す一例として注目される。ユタカカワモズクのような希少な淡水藻類は、水質汚染や環境変化に極めて敏感であり、生息地の保全が急務である。関氏は「このような環境は今後も守っていく必要がある」と述べ、継続的な観察の重要性を強調した。

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