8月9日、東京都大田区で「プログラボカップ」の東東京大会が開催された。小学生たちはロボットを何度も試走させ、思い通りに動かなければプログラムを修正し、再びコースへ戻る。全国大会への切符をかけ、試行錯誤を繰り返す子どもたちの姿があった。
プログラボカップとは
「プログラボカップ」は、ロボットプログラミング教室に通う子どもたちが日頃の学習成果を試す大会で、各地の予選上位チームは2026年9月22日に梅田サウスホール(大阪市)で開催される全国大会に出場できる。
競技種目は「ベーシック」「ミドル」「ハイミドル」「クリエイション」の4つ。この日の東東京大会ではベーシックとハイミドルが行われた。
ベーシック競技「食品ロス」に挑戦
ベーシック競技のテーマは「食品ロス」。ロボットで廃棄予定の野菜を回収し、家庭で食べられる形で届けることが目標だ。コース上のカレールーとトマトまたはだいこんのオブジェクトを「お家エリア」に運ぶ。両方運べばボーナスポイントが加算される。
コースにはブロック壁が2カ所あり、移動させずにミッションを達成するとポイント獲得。フィニッシュエリアへの帰還やタイムも得点に反映される。午前・午後に分かれ、合計84チームが参加した。
当日はサプライズルールも発表され、残ったトマトかだいこんをフィニッシュエリアに運ぶと追加ポイントが得られた。競技は2回行われ、高得点の回が採用される。調整時間は40分と20分で、参加者は試走とプログラム修正を繰り返した。
ハイミドル競技「未来の発電」
ハイミドル競技のテーマは「未来の発電」。ロボットに搭載した3つのエネルギーキューブを、4カ所から抽選で選ばれた3つの発電エリアに1個ずつ置く。さらに、2つのリソースユニットを再生施設まで移動させる。ブロック壁を動かさない、カーボンブロックを黒線に接触しない位置へ移動させるなどでポイントが加算される。
ハイミドル競技も午前・午後に分かれ、合計60チームが参加した。
「たくさん失敗しよう」の精神
全競技終了後、東京メトロエデュケーショナルの事業部長・花木氏は「プログラボでは『たくさん失敗しよう』ということを大切にしています。どうしてうまくいかなかったんだろう、次はどうしたらいいんだろうとチームメイトと一緒に作り直し、時には先生に相談する。そうした経験を通して、これまでできなかったことができるようになってきたのではないでしょうか」と総括した。
ハイミドル競技に参加した目黒教室の「最強目黒チーム2」の小学5年生は、「ロボットがかっこいい」と思い約5年前にプログラボへ入会。プログラミングの楽しさは「自分が作ったプログラム通りにロボットが動いたとき」と語り、エネルギーキューブを落とす仕組みに苦戦しながらも、バーで固定するなど構造を工夫した。
東東京大会の結果、ベーシック競技では84チーム中11チーム、ハイミドル競技では60チーム中4チームが全国大会出場を決めた。



