沼津市など産学官で協定、月探査技術の清掃ロボで漂着ゴミ対策
沼津市など産学官で協定、清掃ロボで漂着ゴミ対策

沼津市の海岸では、流木やペットボトルなどの漂着ゴミによる環境汚染が課題となっており、市や県、大学などが24日、「海辺の環境保護連携に関する協定」を締結した。月面探査機の技術を応用した海岸清掃ロボットを開発し、産学官が連携して改善を目指す。

年間約300トンのゴミを回収

市は63キロの海岸線を抱え、海岸にはペットボトルや流木などのゴミが漂着し、景観を損ねている。市では年間約300トンのゴミを回収して環境保全を進めているが、持続的な取り組みが課題となっている。

月探査技術を応用した清掃ロボット

締結した協定は、海岸清掃ロボットの活用を軸に環境保護活動を進め、美化と地域の魅力向上を目指すことを目的とする。ロボット開発は、JAXA(宇宙航空研究開発機構)出身の教授らが中心となって進める。試作はすでに始まっており、地域に漂着する大小様々なゴミの特徴を考慮して開発を進める。実証は、駿河湾と富士山の景観で知られる沼津御用邸周辺の海岸で行う。

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高校や大学も参加、人材育成へ

締結式には、芝浦工業大、東京国際工科専門職大、名古屋大の組織「ミライバレーコンソーシアム」の担当者らが参加。沼津市からは、50年以上にわたり千本浜で清掃活動を続けてきた飛龍高校も参加した。

さらに、ロボット開発コンテストなどの企画検討や、参加学生の環境意識向上、沼津市における関係人口の創出にも取り組む。頼重秀一市長は「未来を担う若者の技術の向上と地域環境を考える良い機会にもなると思う。しっかり連携していきたい」と話した。

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