室工大サークル、惑星探査機世界大会へ 学生が寄付募る
室工大サークル、惑星探査機世界大会へ 学生が寄付募る

室蘭工業大公認の宇宙開発サークル「学生宇宙研究開発機構」が、9月に米ネバダ州の砂漠で開催される超小型惑星探査機の世界大会に出場する。学生主体で開発・研究を行っており、資金繰りに苦労しているのが実情だ。学生たちは広く寄付を募っており、支援を得て悲願の優勝を目指す。

サークルの活動とこれまでの実績

サークルは2011年に設立され、現在、学内サークルでは最多の約100人が在籍している。みな航空宇宙に興味があり、ロケット、人工衛星、惑星探査機の3分野で開発に取り組む。ロケット分野では今年3月、自作エンジンを用いたハイブリッドロケットで高度712メートルの打ち上げに成功している。

世界大会のルールと新たな挑戦

世界大会は、火星探査を想定した小型機の性能を試すのが狙いで、国内外の大学の研究室などが出場する。ルールは、大会側が用意した小型ロケットに探査機を搭載し、高度約3000メートルから放出。パラシュートで着地してからゴールまで3~5キロ・メートルを飛行、または地上走行で、どこまで近づけるかを競う。

Pickt横長バナー — Telegram用の共同買い物リストアプリ

サークルは22年の世界大会で部門別2位に輝いたほか、昨年は同3位に選ばれた。いずれも二つの大きな車輪がついた走行型の探査機だったが、今大会は飛行型で臨もうと、3年生が開発を進めている。

開発状況と資金難

新たな探査機は、両翼についた二つのプロペラで垂直離着陸と水平飛行が可能だ。6月には、最初の技術的な関門となるホバリング飛行に成功した。高岩琥太郎さん(20)は「開発当初は飛ぶことができず、機体が何度も壊れた。もうやめようという話も出たが、先輩から『期待してるよ』と言われて後に引けなくなった」と苦笑する。

世界大会への渡航費は、出場する学生がそれぞれアルバイトなどで捻出するが、研究費はサークルの会費を充てている。最近は部品代が高騰し、十分に賄えないのが現状だ。また、3年生とは別に出場する2年生の探査機も同様に部品代が必要で、総額で約100万円が足りないという。

支援の呼びかけ

サークルは大会の総合優勝を目指しており、賛同する企業や個人からの支援を求めている。高岩さんは「室蘭から世界に通用する機体を目指し、仲間と全力で取り組んでいる。挑戦の実現のため、一緒に応援してほしい」と呼びかける。

問い合わせ・支援の申し出は、サークルのメール(muroransard@gmail.com)へ。

Pickt記事後バナー — 家族イラスト付きの共同買い物リストアプリ