佐賀県小城市は、同市三日月町の土生遺跡から、弥生時代の小型の鞴(ふいご)の羽口が見つかったと発表した。弥生時代前期末~中期初頭の遺物と推定され、国内での初期青銅器生産に関連する小型の羽口が確認されたのは初めてとしている。
小型の羽口は全長約3.4センチ
鞴は青銅器を製造する際に炉の火力を上げるための送風装置。羽口は鞴の先端部分とみられる。これまで全長20~30センチ程度の羽口は発見されていたが、今回出土した羽口は全長約3.4センチと小型だった。鋳型に銅を流し込んで青銅製品を作る際、送風管を使い分けて空気の量を調節し、溶かす青銅の量を調整したと想定されるという。
国史跡の遺跡で出土、展示会も開催
土生遺跡は一部が国史跡に指定されている。小型の羽口は2025年11月に市教育委員会の調査で出土した。同市歴史資料館では5日~10月18日に23~25年度の市内の遺跡の発掘調査の成果に関する展示会が開かれ、羽口も展示される。入場無料。問い合わせは市教委文化課(0952・73・8809)へ。



