国史跡「斎宮跡」で現地説明会 2メートル超の柱穴に考古学ファン熱視線
国史跡「斎宮跡」現地説明会 2メートル超の柱穴に熱視線

三重県明和町の国史跡「斎宮跡」で22日、現地説明会が開かれ、多くの考古学ファンらが集まった。斎王が暮らした宮殿跡とみられる場所から、2メートルを超える柱穴が見つかっている。

約170人が参加、巨大柱穴に驚きの声

説明会には県内外から約170人が参加。斎宮歴史博物館が6月下旬から行っている発掘調査の成果について、同館調査研究課の大川勝宏さんから説明を受けた。

同県四日市市から参加した学芸員、堀内祐花さん(28)は「大きすぎて柱とすぐに認識できなそうなレベルだ」と語った。

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格式の高さを示す遺構、聖武天皇との関連も

大川さんによると、6月からの発掘調査で最大約2・2メートル四方の柱穴4基のほか、整った敷石の遺構なども見つかっており、天皇や皇后の居住区域に匹敵する格式の高さがうかがえるという。

斎王は天皇の代理で伊勢神宮に仕えた皇女で、多くの年中行事を通じて奉仕。飛鳥時代から奈良時代にかけて斎宮に関連する制度が整えられていく中、聖武天皇即位後の727年には娘の井上内親王が斎王として斎宮に派遣された。

大川さんは今回見つかった柱穴の建物はこの頃までに建てられたのではないかと見ており、「大仏の造立など仏教を手厚く保護したイメージのある聖武天皇だが、斎王が運営に携わる伊勢神宮も重視していたことがわかる」と説明する。

今後の調査予定

9月からは、隣接する場所で発掘調査に着手し、その結果から建物の役割を分析する予定。大川さんは「より詳細に説明できるよう、調査を進めていきたい」と意気込んだ。

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