8000年前の編みかご復元へ、東名遺跡出土7点を展示予定
8000年前の編みかご復元へ、東名遺跡出土7点を展示予定

佐賀市は、同市金立町の国史跡・東名遺跡から出土した約8000年前の編みかごの復元を進めている。大小七つのかごを復元し、2028年度のオープンに向けて整備を進める「東名遺跡ガイダンス・埋蔵文化財センター」に展示する予定だ。

縄文時代の技術を再現

東名遺跡は縄文時代早期の湿地性貝塚で、16年に国史跡に指定された。遺跡は保存環境に恵まれ、国内最古級の編みかご700点以上や、シカの角の装飾品など、縄文人の生活を示す遺物が大量に出土している。

市文化財資料館(佐賀市本庄町)では6日、植物学者や考古学者らでつくる「あみもの研究会」のメンバーが小型のかごの復元作業を行った。同会代表の鈴木三男・東北大名誉教授らが、材料のツルを水につけて柔らかくした後、縄文時代と同じ編み方で手際良くかごを作っていった。

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材料は鹿児島県などで採取

ツルや木の幹は当時と同じと思われるものを鹿児島県などで採取した。かごの中には、一つで長さ100メートル以上に及ぶ大量のツルを使って復元するものもあるという。

市文化財課によると、東名遺跡から出土した編みかごは、全国の縄文時代の遺跡で出土した編みかごの約半数に上るという。大型のかごは主にドングリについた虫などを駆除するための水漬け用に使用され、小型のかごは底を補強して運搬用として使われていた可能性が高いとされる。

7点を来年8月までに復元

今回の復元プロジェクトでは、縄文時代におけるかごの用途の多様性をわかりやすく示そうと、大型のかご3点と小型のかご4点を復元する。3月に始まり、来年8月までに終える予定。

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