4世紀に築造された国指定史跡「浅間古墳」(静岡県富士市)の発掘現場で、4世紀後半~7世紀の富士山噴火による噴出物で覆われた葺石(ふきいし)が見つかった。市教育委員会によると、築造から最大250年ほどの間に崩れた葺石が当時の状態のままで「タイムカプセル」のように封じ込められ、築造当時の墳丘構造や外観が明らかになる可能性が高いという。
浅間古墳の概要と調査開始
市教委が17日に発表した。愛鷹山南側の傾斜地に約1700年前に築かれた浅間古墳は、東海地方で最大級(全長約91メートル)の前方後方墳で、スルガノクニ(現在の富士、富士宮、沼津市一帯)の王墓とみられるという。
市教委では、古墳の適切な保存管理と、史跡整備・活用のための基礎資料作りのために、2026年度から5年間の本格的な発掘調査に着手した。浅間古墳が1957年に国史跡の指定を受けて以来、本格的な学術発掘調査は今回が初めて。この日、7月20日に始めたトレンチ調査の中間報告をした。
今後の調査の可能性
市教委は、今回の発掘調査で…(この記事は有料記事です。残り453文字)



