結婚の最適解は「26歳」?数学の秘書問題が導く後悔しない婚活戦略
結婚の最適解は「26歳」?数学の秘書問題が導く戦略

人生において、何人目に付き合った人と結婚するのが正解なのか。法政大学教授の越智啓太氏は「この問題は、数学の秘書問題(最適停止問題)を応用して解くことができる。ある年齢までは結婚せず、相手を見極める期間とするのがいい」という。

モテる人生とモテない人生、どちらが幸せか

よく「学生時代はまったくモテなかった、もし、モテていたらもっといい人生を送れたのに」と言う人がいる。たしかに大学時代などいつもたくさんの女性に囲まれていた先輩は、うらやましいと思っていた。しかし、本当にモテている人は人生で幸せになるのだろうか。

この問題を研究したのがリトアニアの研究者レグカウスカスとスタンケヴィチェネである(※1)。彼らは、リトアニアの夫婦41カップルを対象にして、過去の性経験と現在の結婚満足度の関係について調査を行った。

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この研究に参加したのは、男性は34歳から60歳で平均年齢は43.69歳、女性は30歳から53歳で平均年齢は38.24歳だった。彼らは離婚・再婚歴はなく、結婚期間は12~25年、平均18.4年だった。

結婚前の性的活動は、満足度を下げる?

リトアニアはバルト三国のひとつで、日本とは遠く離れているが、カトリック色が比較的強く、家族形態や家族観は日本と比較的似ている。彼らはカップルそれぞれに性的な経験についての質問に回答してもらい、また、結婚生活についての満足度を16項目の3段階の尺度で評定してもらった。

調査結果の詳細は次ページ以降で解説されるが、結婚相手を選ぶ際に、数学的なアプローチが有効であることが示唆されている。

何人目につきあった人と結婚すればよいのか

結婚相手を導く「秘書問題」の計算式によれば、結婚候補者の37%を絞ることで、最適な相手を選ぶ確率を最大化できるという。つまり、ある年齢までは結婚せず、相手を見極める期間とし、その後に出会った最初の「これまでで最良」の人を選ぶのが合理的だ。

見極めのボーダーラインは「26歳」だとされる。これは、結婚適齢期を仮定した場合に、26歳までに交際した相手をリサーチ期間とし、それ以降に出会う相手で「これまでで最高」と判断した人と結婚するのが最適解となる。

※本稿は、越智啓太『恋愛の科学 交際戦略編』(実務教育出版)の一部を再編集したものです。

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