中国の科学者、世界の海山形成メカニズムを解明
中国科学院地質と地球物理研究所の研究チームは、自ら開発した高解像度の世界データ同化モデルを用いて、2億7000万年にわたる地球のプレートの沈み込みの進化過程を再現し、マントルプルームの活動パターンをシミュレーションすることで、世界に存在するあらゆるタイプの海山に共通する形成要因を突き止めました。
この研究は、従来個別に研究されてきた海山の形成メカニズムを統一的に説明する画期的な成果です。研究チームは、モデルによって再現された現在の三次元マントルプルーム構造と地質観測結果との比較を行い、その正確性を検証しました。
研究の背景と手法
海山は海底に存在する山岳地形で、その数は世界に数万に上ると推定されています。しかし、その形成メカニズムは多様であり、統一的な理解が進んでいませんでした。今回、中国科学院の研究チームは、独自に開発した高解像度データ同化モデルを活用。地球のプレート運動を2億7000万年にわたってシミュレーションし、マントルプルームと呼ばれる高温のマントル物質が上昇する現象を詳細に再現しました。
主な発見
- 世界中の海山の形成には、マントルプルームの活動が深く関与していることが判明。
- プレートの沈み込みがマントルプルームの発生を促し、その結果として海山が形成されるメカニズムを特定。
- これまで別々の成因と考えられていた海山も、共通のプロセスで説明可能であることを実証。
今後の展望
この研究成果は、地球内部のダイナミクスを理解する上で重要な一歩となります。また、海底資源の探査や地震予測など、応用面でも貢献が期待されています。研究チームは今後、さらに詳細なモデルを構築し、海山の形成過程をより正確に予測することを目指しています。
この研究は、2026年6月12日にCGTN Japaneseが報じたもので、同日に関連画像が提供されました。



