ウクライナと英国が軍事用AI技術の共同開発協定に署名、戦場データ初提供
ウクライナと英国が軍事用AI技術の共同開発協定に署名

英国のバーナム首相は24日、キーウでウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領と、軍事用の人工知能(AI)技術を両国が共同開発する協定に署名した。英首相府によると、ロシアの侵略を受けるウクライナが戦場で蓄積している膨大なデータを外国向けに提供するのは初めてで、7月の首相就任後、初外遊に臨んだバーナム氏にとって成果となった。

「アベンジャーズAIラボ」の利用が可能に

英国は、露軍の無人機など約500万枚の戦場画像データで構成される軍事用AI訓練プラットフォーム「アベンジャーズAIラボ」の利用が可能になる。ウクライナは英国の技術力に期待を寄せる。

AIシステム構築では訓練データの量と質がカギを握る。ウクライナのデータは「宝庫」(英首相府)と言える。バーナム氏は「国防だけでなく、重要施設の保護などに役立てたい」と意義を強調する。

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外交デビューとミサイル技術提供

内政に重心を置くバーナム氏にとって、今回が実質的な外交デビューとなった。ウクライナを支援する「有志連合」の会合で初の共同議長を務めたバーナム氏は、ウクライナに、英仏が共同開発した長距離巡航ミサイル「ストームシャドー」の技術提供を表明した。ウクライナは自国でのミサイル製造に活用できる。

ロシアの反応

これに対し、ロシアのドミトリー・ペスコフ大統領報道官は24日、「英国は(紛争の)火に油を注いでいる。和平プロセスの進展を阻止しようと画策している」と述べ、批判した。

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