国立科学博物館の開館150周年を記念した特別展「恐竜博2027」が、2027年3月13日から6月13日まで開催される。会場は東京・上野公園の国立科学博物館。本展では、全長11メートルを超えるティラノサウルスの全身復元骨格が日本初公開されるほか、貴重な標本が多数登場する。
日本初公開のティラノサウルスが目玉
本展の最大の目玉は、白亜紀最末期の北アメリカで生態系の頂点に君臨したティラノサウルスの全身復元骨格。全長11メートルを超えるこの標本は、日本で初めて公開される。現在は同じ標本をもとに新たに制作中だという。
本展のテーマは恐竜の「進化」。世界各地で異なる進化を遂げた頂点捕食者や、その周囲に生きた恐竜を比較しながら、多様な進化の道のりを紹介する。
ポポサウルスとヘレラサウルスの比較
本展では、見た目がよく似た2体の骨格を比較する。ポポサウルスはワニ系統に属し、ヘレラサウルスは三畳紀に生息した恐竜だという。ワニや翼竜の祖先、恐竜との境界を揺るがすシレサウルス類、最古級の恐竜などを比較しながら、「そもそも恐竜とは何か」という問いに迫る。
ポポサウルスは全身復元骨格に加え、イェール・ピーボディ博物館所蔵の部分実物標本も展示予定だ。
日本初公開の実物化石も
マダガスカルの頂点捕食者・マジュンガサウルスは、全身の9割超が発見されている保存状態のよい個体。その関節した状態の尾椎が、全身復元骨格とあわせて日本初公開される。
さらに、タンザニアに生息した初期のティタノサウルス類「ムニャマワムトゥカ」の部分実物標本も初来日。種小名の由来にもなった、ハートの形をした尾椎を見ることができる。
超肉食ワニ類も登場
本展では、ワニ類や哺乳類、鳥類など、同じ時代に存在した多様な生きものにも光を当てる。国立科学博物館らの調査隊によって2020年にアルゼンチンで発見された白亜紀末期の超肉食ワニ類「コステンスクス」は、全長3.5メートルの全身復元骨格が日本初公開される。恐竜と同時代の生物相まで視野を広げることで、当時の世界を立体的に紹介する展示となりそうだ。
開催概要は以下の通り。
- 展覧会名:国立科学博物館開館150周年記念 特別展「恐竜博2027」
- 会場:国立科学博物館(東京・上野公園)
- 会期:2027年3月13日(土)~6月13日(日)
- 主催:国立科学博物館、朝日新聞社、NHK、NHKプロモーション
- 協賛:鹿島建設、キヤノン、DNP大日本印刷、早稲田アカデミー
- 備考:開館時間、休館日などは決まり次第、公式サイトなどで案内。会期は変更となる場合あり
- 巡回:2027年夏、大分県立美術館に巡回予定。展示内容は東京会場と異なる場合あり



