日本テレビ系ドラマ『俺たちの箱根駅伝』(毎週土曜21:00~ ※初回40分拡大)が、10日にスタートする。大泉洋演じる中継チーフプロデューサーが“中継のバラエティ化”を求める上層部と対立する一方、山下智久演じる大スターが18年ぶりに“箱根”へ戻ってくる。
2つの物語が交錯する第1話
池井戸潤氏の同名小説を原作に、箱根駅伝にすべてをかける者たちを描く同作。大日テレビで箱根駅伝中継を担うチーフプロデューサー・徳重亮を大泉、センターディレクター・宮本菜月を伊藤沙莉、明誠学院大学陸上競技部の監督・甲斐真人を山下が演じる。
第1話では、箱根駅伝の本選出場を懸けた予選会と、その中継を担うテレビ局の舞台裏という2つの物語が動き出す。
明誠学院の前に“箱根駅伝の魔物”
本選出場を懸けた予選会で注目を集めるのは、2年連続で本選出場を逃し、3年ぶりの箱根駅伝復帰を目指す古豪・明誠学院大学。名将・諸矢久繁監督(寺尾聰)のもと、ケガから復帰した4年生エース・青葉隼斗(小林虎之介)が実力を発揮できれば本選出場はほぼ確実とされる。
徳重や宮本、新米AD・戸山知香(山田杏奈)、明誠学院の3年生マネージャー・矢野計図(奥智哉)らもその復活を期待していた。しかしレース終盤、明誠学院の前に、これまで幾度となくチームの夢を打ち砕いてきた“箱根駅伝の魔物”が立ちはだかる。
編成局長がバラエティ色を強めるよう要求
一方、本番の箱根駅伝中継まで3カ月を切った大日テレビでは、徳重が編成局長・黒石武(高橋克典)から難題を突き付けられる。視聴率にこだわる黒石は、駅伝ファンを中心とした従来の中継を“地味”と考え、スポーツに興味のない視聴者も取り込むため、バラエティ色を強めるよう要求する。
しかし徳重たちが代々受け継いできたのは、「箱根駅伝中継の主役は、あくまでも箱根を走る学生たち」という考え。選手たちの“今”をそのまま届けるため、スタッフも解説も脇役に徹するという信念を持つ徳重と宮本は、黒石の方針に反発する。
それでも黒石は、芸能プロダクション社長・田村健一郎(小日向文世)に頼み、人気お笑いタレント・畑山一平(生瀬勝久)を勝手にブッキング。徳重が下す決断は、大日テレビ全体を揺るがす問題へ発展していく。
山下智久演じる大スターが18年ぶりに“箱根”へ
そんな中、かつて明誠学院のエースとして“花の2区”を走り、区間賞を3度獲得した大スター・甲斐真人が、18年ぶりに“箱根”へ帰ってくる。選手として栄光をつかんだ甲斐だが、監督経験はゼロ。やがて明誠学院の新監督となる異色の存在が戻ってきたことで、それぞれの運命が大きく動き始める。
持てる力を振り絞って走る選手たちと、その一瞬を逃すまいと伝えるテレビ中継スタッフたち。「走る者」と「伝える者」、2つの“箱根駅伝”が交錯する物語が幕を開ける。
制作規模は「史上初と言っていいぐらい」
藤澤季世子プロデューサーは「日本テレビとしてかつてない、史上初と言っていいぐらいの規模感と期間をかけて挑戦している作品」と説明。岡山と広島だけでエキストラ応募が2万人に達し、1回の撮影で500~1,000人規模を集める場面もあったという。