福士蒼汰ら『ハイド&シーク』キャストが語る“裏の顔”と魅力
福士蒼汰ら『ハイド&シーク』キャストが語る裏の顔と魅力

日本テレビ系ドラマ『ハイド&シーク 0秒前の彼女』(10月4日スタート、毎週日曜22:30〜)に出演する福士蒼汰、志田彩良、田中樹がこのほど、取材に応じた。恋愛、アクション、ミステリーが交錯する同作。台本を読み進めるキャスト自身も翻弄されたという人物たちの“裏の顔”や、それぞれが演じる役への向き合い方、作品の見どころを語った。

予測不能な展開にキャストも翻弄

完全書き下ろしのミステリーとなる本作。台本を読んだ福士は「1話から読み進めていくと自分たちでも騙される」と、その予測不能さを語る。

「この人ってこんな裏があったの?」「この人が急に仲間になるの?」「この人が急に敵になるの?」と、物語が進むほど人物の関係性が変化。単純に“いい人が悪い人になる”“悪い人がいい人になる”という構図でもないという。

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自身が演じる津倉についてさえ、「どこかで裏切る可能性もあるのかなというのも考えられる余地があるくらい、それぞれの構図がぐるぐる変わっていく」と説明。今村昌弘氏が原作を手掛けていることにも触れ、「ミステリーの面白さはかなり担保されているんじゃないかなと思いました」と手応えを語った。

ヒロイン役の二面性とリーダー役へのアプローチ

主人公・津倉の最愛の恋人・紗奈を演じる志田は、「楽しいシーンもあれば、ちょっと辛いシーンもあったり、シーンでも二面性がある」と役柄を捉える。楽しいシーンでは「素の自分で演じたいなと思うくらい楽しんで」、切ない場面では「紗奈が今まで見せてこなかったうちに秘めた思いを繊細に表現できたら」と、表情の異なるヒロインを演じ分けていく。

田中が演じるのは、政治団体「リブ・コモンズ」のリーダー。SixTONESでは唯一リーダーを経験していない田中だが、今回の役について、単純に“リーダーらしさ”を意識するつもりはないという。

「『リブ・コモンズ』の中でも、きっとそれぞれの正義があったり、それぞれの思いがある」とし、「リーダーではありますけど、何を意識してやるというよりも僕は何を表現したい人なんだろうということ」を大事にしたいと語る。登場人物それぞれに裏の顔と表の顔があり、隠されたものが次々と明らかになっていく中でも、「そこに惑わされず、目標をちゃんと自分で見定め続けられていたらいいなと思います」と役へのアプローチを明かした。

リアリティーとエンターテインメント性の共存

福士演じる津倉は、テロ事件の容疑者として濡れ衣を着せられるという、日常では経験し得ない状況に置かれる。それでも福士は、役にリアリティーを持たせるため、設定をより身近な感情に置き換えて考えているという。

「『誰かを殺めた』という濡れ衣は誰しも経験しないと思うんですけど」としながらも、それを「水こぼしたら自分のせいになっちゃった」というほど身近な出来事に置き換える。そこで「自分じゃないよ」と主張するのか、黙って受け入れるのか。津倉は正義感や守るべきものがあるため、自分ではないと明かさず、身を潜める道を選ぶ。

福士は「その水が乾くまで身を潜める選択をする」と表現し、「日常の中でも似たような経験はある」と分析。そうした感情を細かくかみ砕いて芝居に落とし込むことで、「みなさんにも伝わるのかなと思っています」と話した。

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田中も「人の感情の動きは物事が違えど誰しも経験があって、共感できる部分は絶対にある」と同意。「そういうところにリアリティを感じていただいて、そうじゃない部分にエンターテインメント性を感じていただく」ことで、物語により深く入り込めるのではないかと語り、「リアルとリアルじゃないことの共存が、このドラマの面白みになっていけばいいなと思います」と期待する。

志田が演じる紗奈は、「普通の幸せ」に強い憧れを持つ女性。3人の登場人物の中では「きっと一番普通の軸で生きている女の子」だという。だからこそ、その“普通”を大切に演じながら、「そこから外れて裏切られたときに視聴者の方に衝撃を与えられるように演じられたら」と話した。

恋愛、アクション、ミステリーが100%の濃度で融合

福士は、作品を「ラブミステリー」と表現し、津倉と紗奈だけでなく、さまざまな人物の恋愛や関係性が深まったり離れたりしていく点も見どころに挙げる。「そことそこがこうなるんだ」という意外なラブストーリーに加えて、アクションやミステリーも盛り込まれ、「エンターテインメントとしてもすごく面白い仕上がりになるんじゃないかなと思う」と語った。

志田が注目するのは、人と人とのつながりだ。相手を大切に思う気持ちもあれば、裏切りもある。一見すると良好に見える関係にも、異なる本心が隠されているかもしれない。「どのシーンも見逃せないくらいヒントが詰まって」いるといい、考察を楽しみながら見てほしいと呼びかける。一方で「恋愛的なシーンもすごいたくさんあって、きっとキュンキュンしてもらえるかなと思う」といい、大人だけではなく子どもを含め「いろんな世代の方に届いてほしい」と期待した。

そして田中は、「いろいろな味がするドラマ」と作品を表現。さまざまなジャンルが入っていても「中途半端に入り乱れているわけではなく、どれもが100パーセントの濃度で詰まっているような作品になる」といい、「とりあえず見ていただければ自分の好きな部分や好きな要素を見つけられる」とアピールする。

最後には、「見ている人たちが誰かと話したくなる、何かを共有したくなる、そんな作品を作れたらなと思います」と力を込めた。