日本玩具協会(国内のおもちゃメーカー及び団体191社で構成)は、第63回目となる国内最大規模の玩具見本市「東京おもちゃショー2026」を、2026年8月27日(木)から8月30日(日)までの4日間、東京ビッグサイト(西1~4ホール)で開催する。これに先立ち、8月19日に東京国際フォーラムで「TOKYOおもちゃショー2026 記者発表会」と、「今年の玩具業界を代表するにふさわしいおもちゃ」に授与される「日本おもちゃ大賞」の各賞授与式が行われた。
玩具市場は6年連続で過去最高を更新
日本玩具協会 見本市委員会の藤井大祐専門委員は、2025年度の市場動向について、「玩具市場規模は2019年度以来、6年連続で過去最高の規模を更新し続け、拡大しています。特にカードゲーム・トレーディングカード市場の伸びが大きく、市場全体の約30パーセントを占める規模にまで拡大しています。また、金額ベースで伸びが大きかったのが“ぬいぐるみ”。さらに、キャラクター人気を背景に、キャラもののアパレル、シールの売り上げが貢献したステーショナリーも玩具市場を押し上げました」とコメントした。
続いて、注目されるジャンルがキーワードで紹介された。キーワードその1として、「機動文具 自動変形名刺ケース」(BANDAI SPIRITS)など思わず笑顔になる商品を集め、「社会のトレンドを反映したものから、ユニークな『なんだコレ?』まで、『これがおもちゃの最前線』」と発表。キーワードその2は「懐かしさと新しさが同居する昭和キッズ&平成キッズ 大注目の『ノスタルジアトイ』」、その3は「令和の大人を唸らせる『アイデアとクオリティのキダルトトイ』」、その4は「おもちゃの定番ジャンルに急成長『広がり続けるクローズドパッケージトイの世界』」とされた。
日本おもちゃ大賞2026、全9部門の大賞が決定
今年で18回目を迎える「日本おもちゃ大賞」は、44社356商品の応募の中から、全9部門(エデュケーショナル/キダルト/ベーシック/バラエティ/アクション/デジタル/キャラクター/ゲーム&パズル/共遊玩具)の各部門における「大賞」および「優秀賞」を決定。さらに「ヒット・セールス賞」「特別賞」も発表された。審査委員長は、第1回開催から引き続き玩具コレクターとして著名なトーイズ代表取締役 北原照久氏が担当。玩具業界、百貨店、家電量販店、メディアなどさまざまな分野の計23名が審査員を務めた。
エデュケーショナル部門の大賞は、「よみかきレッスン!マジカルボードずかん ディズニーキャラクターズ マジカルプレイタイム」(2026年4月発売・13,970円/タカラトミー)。受賞した同社は、「日本おもちゃ大賞は、開発者にとっていつかは受賞してみたいと思う賞。このような素敵な場所に立たせていただけてうれしいです」と感謝の言葉を述べ、「子どもたちにとって“書くこと”をもっと楽しい体験にしたい…という想いから生まれました。最大の特徴は、手書き文字を認識するという新技術を搭載しているところ。平仮名や片仮名、英語や数字をその場で認識して音声で再生してくれるので、子どもたちは達成感を得ることができ、繰り返し挑戦したくなるような仕様になっています。書く楽しさ、やってみたいという意欲を引き出せるよう工夫しました」と説明した。
ゲーム&パズル部門、キャラクター部門、アクション部門の大賞
ゲーム&パズル部門の大賞は、シンプルなすごろくゲームで性別・世代問わず遊べる「投資番付」(2026年9月発売予定、4,378円/メガハウス)。同社は「投資やお金の話題が増えてくる中で、よくわからないという悩みから生まれた商品。専門家にもご意見を伺い、作りました。そして、作っていく中で『投資というのは何かを叶えるための手段であって目的ではない』ということを学びました。ですので、このゲームも“夢を叶えるための手段”として設定しています。ゲームを通して、夢や投資について考えるきっかけにしていただければと思います」と語った。
キャラクター部門の大賞は「変身ベルト DXマイスドライバー 仮面ライダーマイス&リドセット」(2026年9月発売、10,670円/バンダイ)。同社は「今年、仮面ライダー生誕55周年を迎えるに当たって『これまでにない新たなギミックのベルトを開発していこう』というところで、シリーズ初の“胸にも腰にも巻けるベルト”となっています。結構難しい技術を使っているのですが、プロジェクトメンバー全員の知恵を集結させてできた商品となっております」とコメントした。
アクション部門の大賞は「プラレール 動くぞ!変形!ギガデカドクターイエロー」(2026年7月発売、7,480円/タカラトミー)。全長470ミリメートルのサイズを活かし、プラレール車両の魅力と連動した大迫力の走行体験を実現。同社は「引退が近づいているドクターイエローの魅力を新たに遊びの形で表現しました!」と話した。
キダルト部門、ベーシック部門、バラエティ部門の大賞
キダルト部門の大賞は「PERFECT GRADE UNLEASHED 1/60 νガンダム」(2026年1月発売、66,000円/BANDAI SPIRITS)。同社は「ガンプラは45周年を迎えました。その45周年のフラッグシップモデルとなるアイテムで、非常にプレッシャーがかかりましたが、当社のホビーセンターが総力を挙げて作りました。ガンプラ50周年も4年後に控えていますので、その50周年に向け、さらなるプラモデルの進化へ向けて開発を進めていきます」と熱意を示した。
ベーシック部門の大賞は「シルバニアファミリー どきどきアドベンチャーマウンテン」(2026年8月発売、13,500円/エポック社)。同社は「シルバニアファミリー史上初の大型トロッコギミックを搭載していて、子どもたちが“自分なりの冒険ストーリー”を体験する楽しさを届けたい…と開発しました。パイロットの格好をしたモモンガの赤ちゃんが飛行機に乗って冒険を始め、光る謎の遺跡を見つけたり、隠し扉を見つけたり…。何度も遊ぶことで新しい発見を楽しんで、その都度いくつものストーリーを考えてくれたらうれしいです」と楽しみ方を提案した。
バラエティ部門の大賞は「パチェリエ 推し活開発部」(2026年7月発売、6,600円/ビバリー)。推し色ピースとリボンをパチパチと組み合わせて、実用的な推し活グッズ4種(痛バッグ、ぬいポーチ、カードケース、缶バッジケース)を自作できる。同社は「昨年、小学生の女の子が中心となる『ちゃお』のガールズフェスティバルに出展した際、約1000名のお客さまに『推しがいるか』と聞いたら、95パーセントほどのお子さまに『推しがいる』ということがわかりました。そのブームの波を受けて開発に至った商品。推し色のピースがたくさん入っていて、自分好みに組み合わせて推し活グッズをデザインできます。お子さまの推し活を応援できればと思っています」と語った。
デジタル部門、共遊玩具部門、ヒット・セールス賞
デジタル部門の大賞は「ちいかわフォンすまーと スペシャルセット」(2026年10月発売、18,700円/バンダイ)。お店モード、スマホ、脳トレ、ゲームの4つのカテゴリで、70種のアプリで遊べる。同社は「スマホに憧れているお子さま、ちいかわを大好きなお客さまに喜んでもらえるアイテムを目指して作りました。発売は秋でもう少し先ですが、よい商品をお届けできるようにがんばります」と意気込みをコメントした。
共遊玩具部門の大賞は「トイ・ストーリー ポンジャン」(2026年6月発売、6,930円/タカラトミー)。同社は「遊び方にも、共遊玩具やユニバーサルデザインの視点からさまざまな工夫を施していて、それが評価していただけことを大変うれしく思っています。ぜひ現物を手に取って触っていただいて、今までとの違いを確かめていただけたらうれしいです」と笑顔を見せた。
ヒット・セールス賞では「Tamagotchi Paradise -Pink Land/Blue Water/Purple Sky」(2025年7月発売、6,380円/バンダイ)が、特別賞では「トイ・ストーリー」シリーズ(ウォルト・ディズニー・ジャパン)が受賞した。



