日本テレビは14日、東京・汐留の同局で定例会見を開催し、8月29日・30日に放送した大型特番『24時間テレビ49-愛は地球を救う-』について総括した。到達人数6,300万人、平均視聴人数769万人という結果に手応えを示した。
福田社長「来年は50回目の節目の放送」
福田博之社長は「今年も多くの皆様に番組をご覧いただけたことをうれしく思っています」とコメント。チャリティーへの協力にも感謝を述べ、「来年は50回目の節目の放送になります。既に準備を始めております」と明かした。
今年は「わたしの家族の話~あなたは誰を想う?~」をテーマに、多様な「家族のカタチ」や「心のつながり」を描きながら、社会のあり方や課題を見つめ直す番組を目指した。
内村光良の総合司会とチャリティーランナーへの評価
初めて総合司会を務めた内村光良について、岡部智洋常務は、自身も体を張った企画に全力で臨んだと振り返り、「内村さんだからこそ生み出せる温かみとファミリー感で番組全体を優しく包み込み、抜群の安定感で生放送を最後まで引っ張ってくださいました」と評価した。
チャリティーランナーを務めた星野真里は「障がいがある人も、ない人も、誰もが同じように『できた!』と言えることを増やしていきたい」という思いを胸に走り切った。長女・ふうかさんの応援を受けて走る姿についても、「家族の強い絆を感じました」と振り返った。
5,000人以上が出演した大規模チャレンジ
北川景子主演のスペシャルドラマ『幸せはある』では、喉頭がんで声を失ったつんく♂夫妻の絆と復活を描いた。岡部常務は、日本人のおよそ2人に1人ががんにかかるリスクがある時代に、支援や予防の大切さを発信できたことに「非常に大きな意義があった」とした。
今年の特徴として挙げたのが、生放送ならではの大規模なチャレンジだ。小学校を舞台に親子3,000人が参加した「スクール革命! 24時間ドミノチャレンジ」、SixTONESと世界各地のパフォーマー130人による「ボーダーレスLIVE」、内村らと車いすの少女・芝崎璃海さんが挑んだタットダンス、能登・珠洲市での巨大アート企画、「突破応援団」など、数多くの企画を展開した。
岡部氏は「5,000人以上の方が出演した『24時間テレビ』というのも記憶になく、非常に熱気が伝わってくる放送であったと思います」と総括。内村をはじめ出演者、関係者、視聴者への感謝を改めて示した。
目的別募金と今後の安全対策
チャリティーでは、系列局で起きた寄付金の不正行為などを受け、2024年から寄付金の使い道をより分かりやすく伝える目的別募金を導入。今年は従来の一般募金に加え、2つの目的別募金と緊急募金をキャッシュレスで実施した。
9月11日時点で、星野が呼びかけた「できた!を増やす子ども募金」は4億1,195万1,216円、がん研究や啓発、患者と家族を支援する「いのちをつなぐ がん募金」は8,307万6,600円、「熊本地震緊急募金」は8,966万495円となった。
桑原勇蔵取締役は、決済事業者の手数料を除いた全額をそれぞれの目的に使用し、「どのように寄付が届けられるのかをしっかりとお伝えしていきます」と説明。福祉、環境保護、災害復興支援に充てられる従来の一般募金については現在も受け付けており、総額は10月末に発表する予定だ。
また、チャリティーマラソン中にプラカードを持った人物が乱入した事案について、岡部常務は、沿道やランナー、番組関係者の安全確保を最優先にしていると説明。今回、ケガ人はいなかったとした上で、来年以降のマラソン実施は現時点で決まっていないものの、「仮に今後も継続する場合には、こうした安全対策をより一層徹底して臨みたい」とした。



