作家・辻村深月氏のデビュー22周年記念作品となる新作長編小説『ファイア・ドーム』の上下巻が、6月25日発表の最新「オリコン週間BOOKランキング」において1位、2位を独占した。『ファイア・ドーム 上』は週間売上1.8万部、『ファイア・ドーム 下』は週間売上1.4万部を記録。同一タイトル作品による1位・2位独占は、2023年12月11日付の『大ピンチずかん2』(1位)と『大ピンチずかん』(2位)以来、実に2年7ヶ月ぶりとなり、今年度初の快挙となった。
辻村深月氏のランキング1位獲得は8年2ヶ月ぶり通算2作目
辻村氏が同ランキング1位を獲得するのは、『かがみの孤城』が2018年4月23日付と4月30日付で2週連続1位を獲得して以来、8年2ヶ月ぶり。通算では2作目となる。本作『ファイア・ドーム』は、文芸誌「STORY BOX」2019年6月号から2023年8月号まで計25回にわたり連載された作品をもとに、大幅な加筆と全面改稿を経て完成した長編小説である。
7年の歳月をかけた力作、テーマは「噂」
辻村氏は本作について、「連載に4年、改稿に3年。7年の歳月をかけて、皆さんのもとに送り出します」とコメント。さらに「物語のテーマであり、主役は『噂』です。小説を準備する7年の間にも、現実では多くの事件が起き、小説の中で描いた噂の世界が現実と共鳴して揺らぐような感覚が常にありました。過去に起きたあの事件も、明日起こるかもしれないあの事件も。この小説が『今』を描けていると思っていただけたら、光栄です。そして、だからこそ、『今、読んでほしい』と願って、送り出します」と語っている。
ランキングの集計期間と概要
「オリコン週間BOOKランキング」は、2008年4月7日付よりスタート。今回のランキングは2026年6月29日付で、集計期間は2026年6月15日から21日までの1週間。なお、同一タイトル作品による1位・2位独占は今年度初の記録となった。



