テレビプロデューサーの佐久間宣行氏が、9日深夜に放送されたニッポン放送『佐久間宣行のオールナイトニッポン0(ZERO)』で、金沢の人気ラーメン店を訪れた際の出来事を語った。
二度とない平日午前11時のチャンス
石川で行われたイベントに出演した佐久間氏は、翌日、金沢から新幹線で東京へ戻る予定だった。当初は悪天候による減便を警戒し、午前中に出発しようとしていたが、予報が変化。さらに、予約していた列車にも遅れが生じたため、金沢で昼食を取る時間ができたという。
そこで思い出したのが、以前から訪れたいと思っていた人気の味噌ラーメン店。これまでにも何度か足を運んだが、毎回1時間待ちと言われ、入店を諦めていた。平日の午前11時前に金沢にいる機会は、今後なかなか訪れない。佐久間氏は「月曜の11時に金沢にいることは二度とない」と考え、開店前の店へと向かった。
後ろに客が並び「やっぱり並んどいてよかった」
午前10時45分ごろに到着すると、店の前には誰もいなかった。店内ではスタッフが作業している様子が見えたため、佐久間氏は先頭に立って開店を待つことにした。
その後、店を訪れた客が佐久間氏と店先を見比べ、そのまま立ち去っていったという。一人だけで待つのが恥ずかしくなった佐久間氏は、確実に最初の案内で入れるだろうと考え、仕事の電話をしながら一度その場を離れた。
しかし、過去に同じように余裕を持って店を離れ、戻ったときには大行列ができていた経験が頭をよぎった。金沢まで来たにもかかわらず食べられなくなる事態を避けるため、佐久間氏は急いで店へ戻った。
開店の7~8分前に再び先頭へ立つと、今度は後ろに2人の客が並んだ。佐久間氏は「やっぱり並んどいてよかったな」と安堵していたという。
店内のカウンターが埋まっていた理由
ところが、午前11時を迎えても扉は開かなかった。店内ではスタッフが慌ただしく動いていたため、開店準備に時間がかかっているのだろうと考えたが、2分、3分、4分と過ぎても状況は変わらない。
しゃがんで店内を確認すると、目を疑う光景が。開店前のはずにもかかわらず、「カウンターは埋まってるのよ!」。一度その場を離れた隙に、常連やほかの客が裏口から入り、最初の案内を奪ったのではないか。そう疑った佐久間氏は、「えっ! ちょっと待って。それないよね。マジかよ」「こっちは東京から来てんだ」と意を決し、店の扉を開けた。すると、店内にいたのは客ではなく、同じようなTシャツを着たスタッフたち。真剣な話し合いをしていた全員が、一斉に佐久間氏の方を向いたという。
佐久間氏が「開かないんですか?」と尋ねると、店員は、社員研修のため臨時休業だと説明。店の外には臨時休業を知らせる掲示があったが、見落としていた佐久間氏は「あー! そうだったんですね……」とようやく真実を知る。
最初に店を訪れて立ち去った人たちは、佐久間氏を見たあと、休業の掲示に気づいて帰っていた。一方、佐久間氏が再び店先に立った際、その掲示が見えにくくなり、後から来た客は営業していると思って列に加わってしまったようだ。
自分が並んだことで、ほかの客まで巻き込んでしまったことに気づいた佐久間氏。臨時休業を知らされたあとに振り返ると、後ろにいた2人は「すげえ顔」で帰っていったという。
念願の味噌ラーメンを食べることはできず、最終的には金沢駅のスターバックスでパンを購入。佐久間氏は、自身の失敗を「エア行列の先頭」と表現していた。
『オールナイトニッポン0』は、ライブ配信アプリ「17LIVE(イチナナ)」で放送と同時に映像でも配信中。放送後には「17LIVE」限定のアフタートークも配信されている。
編集部メモ
佐久間宣行氏がパーソナリティを務める『佐久間宣行のオールナイトニッポン0(ZERO)』は、2019年4月にスタート。前月に行われた発表会見では、「この年になって、夢がかなうことがあるんだなと。中学時代から聴いていた『オールナイトニッポン』にまさか43歳でオファーがあるなんて」と驚き、就職活動でニッポン放送に落ちたことに触れながら、「『オールナイトニッポン』のディレクターをやりたかったんです。でも、まさか演者として出るとは」と話していた。



