近年、推し活の対象はアイドルに限らず、スポーツ選手、作家、キャラクター、漫画、動物、乗り物、食べ物など多岐にわたる。しかし、SNSのチェックやグッズ購入、イベント情報の追跡に追われ、「推し活疲れ」を感じる人が増えている。マイナビニュースが会員を対象に実施したアンケート調査から、その実態と対処法を紹介する。
推し活経験者は過半数、約8割が疲れを経験
男女500人に現在または過去の推し活経験を尋ねたところ、「現在している」が37.5%、「以前していた」が16.4%で、合計53.9%が経験者だった。一方、「したことはない」は46.1%だった。
推し活経験者に疲れを感じたことがあるか質問したところ、「よくある」23.0%、「ときどきある」32.2%、「たまにある」23.3%で、合計78.5%が何らかの疲れを経験。頻度に差はあるものの、約8割が「推し活疲れ」を感じている実態が明らかになった。
疲れの理由トップは「お金がかかりすぎる」
推し活に疲れを感じる理由を複数回答で聞いたところ、最も多かったのは「お金がかかりすぎる」で52.8%。次いで「時間が足りなくなる」と「情報量が多く追いきれない」が各34.9%、「イベント・配信・発売日などが重なって忙しい」が24.5%、「応援することが義務のように感じる」が23.6%、「気持ちが冷めてきたと感じる」が23.1%、「SNSで他のファンと比べてしまう」「ファン同士・界隈の人間関係にストレスを感じる」が各20.8%だった。
経済的負担が最大の要因であり、時間や情報の過多、義務感、人間関係のストレスも上位に挙がった。好きだからこそ無理をしてしまう人が少なくない。
対処法1:一旦離れる・休む
疲れを感じたら、あえて推しから距離を置くことが有効。42歳男性(推し活中)は「疲れたと感じたときは少し推しから離れて、テレビを見たり漫画を読んだりして気分転換をするようにしている」と話す。40歳女性(推し活中)は「期間を決めてから離れると、また推したい気持ちが復活します」とコメント。47歳男性(以前していた)は「イベントに参加する機会を減らしたら、同時に熱が冷めていった」と振り返る。
対処法2:SNSから離れる
SNSの情報過多が疲れの一因。45歳男性(推し活中)は「数日間でいいので、期間を決めてSNSを見ないようにする」と提案。38歳女性(推し活中)は「夜に情報を追ってしまうことが多いので、疲れたときはスマホの電源を切って早めに寝る」と実践。48歳男性(推し活中)は「『いいね』をするのをやめて、SNSのつながりを減らした」と話す。
対処法3:推し活の頻度を減らす
急にやめるのが不安な場合は、徐々に頻度を減らす方法が有効。47歳男性(推し活中)は「まずは手っ取り早いところから、グッズを買うのをやめました」と語る。37歳女性(以前していた)は「コンサートに行くのをやめた」、49歳男性(推し活中)は「ライブで遠征する回数を減らした」とそれぞれ経験を共有。
対処法4:課金を減らす
最大の疲れ要因である費用負担を軽減。46歳女性(推し活中)は「自分にとって無理のない課金を考えて、その範囲内に収まるようにした」と工夫。49歳男性(推し活中)は「お金を使わずに済む推し活を考える」、47歳女性(推し活中)は「グッズを買い集めるのを控えました」と話す。
対処法5:気が紛れるものを探す
推し以外の趣味や活動に目を向けることも効果的。40歳女性(推し活中)は「身の回りに実在する人やペットと、直に触れ合う時間を増やした」、39歳男性(推し活中)は「体を動かす趣味に没頭した」、33歳男性(推し活中)は「一度、仕事などに集中してみるのもおすすめ」とアドバイス。
調査は2026年5月19日~20日、マイナビニュース会員20~49歳男女500人を対象にインターネットログイン式で実施された。推し活疲れを感じたら、無理せず自分に合った距離感を見直すことが、長く楽しむためのポイントといえる。



