ミセス・インターナショナル日本大会のアジア・オセアニア代表として、7月に米国で開かれた世界大会に出場した清水美紗子さん(坂出市)が、「自分の内面を見つめ、自信をつけ、世界への道が開けた」と振り返る。
PTSDを克服し、新たな一歩
坂出市で生まれ、祖母の影響もあり、物心ついた時から琴や日舞を習い、華やかな舞台が好きだった。県立丸亀高校時代は吹奏楽部でサックスを担当。厳しい練習を重ね、全国大会にも出場した。
大学卒業後、市職員として働いていたが、4年ほど前、大切な友人を事故で失った悲しみから心的外傷後ストレス障害(PTSD)と診断された。家に引きこもり体重は15キロも増えた。
時間の経過とともに体調が少しずつ回復していく中で、「色々な人生がある。今しかできないことをやろう」と思えるようになり、昨年11月、インターネットを使った結婚相談所を開業した。同時に「コンテストに出てみたい」と思い立ち、エントリーを決意。翌月日本大会に応募した。
感謝の心が自信を育む
書類選考や面談など日本大会の審査が進む中で、化粧やウォーキングなど外見的な美しさだけでなく、内面を磨く大切さを学んだ。特に、コンテストに関わる講師や友人の女性カウンセラーからは、自分に自信を持つよう助言を受けた。自分を好きになることで、自信が芽生えるという。
一つの方法として友人から、1日五つ小さな感謝をつづる「感謝ノート」を作ることを勧められた。「ゆっくり眠れるだけで幸せ」「天気がいい」など身近なことに感謝するようになると、自分が満たされるようになり、自然と自信がわいてきた。身近な出来事を幸せと感じることで、周囲にも幸せが与えられる。ライバルも心から尊敬する仲間と思えるようになった。
世界大会への道と新たな一歩
日本大会では当初、代表には選ばれなかったが、主催者側で改めて協議が行われた結果、努力の過程などが評価され、アジア・オセアニア代表として世界大会の切符を手にした。仕事と家事をこなしながら、猛練習と内面を磨くトレーニングが実った瞬間だった。そばで見守ってくれた小学6年の長男、家事や育児の面で支えた夫も祝福してくれた。
7月に米シカゴで行われた世界大会は決勝には進めなかったが、「実力を出し切り、悔いのないパフォーマンスができた。各国の代表らが並び立つ中に、自分がすごい場所にいることを実感した」。
帰国後はイベントや高校の集まりなどに積極的に参加するようになった。世界を経験し、前向きに生きるきっかけをつかんだ。



