マンガ「加害者家族の真実」投資詐欺で逮捕された父親、家族の苦悩と社会的制裁の全貌
マンガ「加害者家族の真実」投資詐欺と家族の苦悩

加害者家族の現実を描くドキュメンタリーコミック

ある日突然、家族が事件の加害者となったら——。殺人、傷害、詐欺など、あらゆる犯罪の裏には必ず加害者家族が存在する。彼らは何も知らされぬまま、社会から容赦ない連帯責任を負わされる。NPO法人World Open Heart理事長の阿部恭子氏と漫画家の河野慶氏が共同で手がけた『加害者家族の真実』(秋田書店)は、そんな加害者家族の「その後」に迫る全40ページのドキュメンタリーコミックだ。

父親が投資詐欺で逮捕——女子高生の日常が一変

作品では、父親が投資詐欺で逮捕された女子高生のケースが描かれている。何も知らされていなかった妻と娘は、突然の逮捕劇に茫然自失となる。やがて自宅にはマスコミの取材陣が殺到し、学校や近隣からは冷たい視線が注がれる。加害者家族としてのレッテルを貼られた彼女たちは、日常を奪われ、精神的な追い詰められていく。

マスコミの猛追と社会的制裁の実態

阿部恭子氏は「加害者家族は無実であっても、社会から厳しい制裁を受ける。メディアの過熱報道や近隣からの誹謗中傷は、時に犯罪そのものよりも過酷だ」と指摘する。作品では、マスコミが自宅前に張り込み、娘の通学路を取材する様子や、SNSでの個人情報拡散による二次被害も克明に描かれている。

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連帯責任の重圧と家族の再生への道

加害者家族は、法的には無関係であっても、社会的には「同じ穴の狢」と見なされる。作品は、そうした連帯責任の重圧に耐えながら、家族がどのように再生していくのかを追う。阿部氏は「このマンガを通じて、加害者家族の置かれた現実を知り、社会の偏見や差別について考えるきっかけにしてほしい」と語っている。

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