アニメーション映画監督の細田守氏が25日、都内で開催されたアニマーシブライブ「竜とそばかすの姫 - PROJECT LAYRA -」(10月10日~11月15日開催)の開催記念イベントに登壇し、仮想世界を描くようになった原点を明かした。
『デジモン』に込めた「子どもたちへの期待」
『デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム』(2000)、『サマーウォーズ』(2009)、『竜とそばかすの姫』(2021)などを手がけてきた細田監督。仮想世界を描くきっかけを問われると、『デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム』について触れ、「“インターネットの世界”が新しい世界で、子どもたちがそういう世界に新しいツールを使って楽しんでいくんだろうなという期待があったんです」と回顧した。
続けて、「そういう時に込めたのが、僕ら大人が古い世界の中でいろいろな問題に直面して解決できないことを、新しい世代の人がインターネットという新しい道具を使って、古い世界をぶち壊して、新しい世界を打ち立ててくれるだろうという、そういう期待がすごくあり、そういう子どもたちの力強い世界を描きたいというのがありました」と当時の思いを語った。
『サマーウォーズ』から『竜とそばかすの姫』へ
その延長線上に、AIが登場する『サマーウォーズ』があるといい、「新たな技術の中でも、人の力みたいなものが問題を解決していくだろう」と説明。さらにその先に『竜とそばかすの姫』があるとし、「やっぱり僕はVR世界の中で、若い人の新しい姿といいますか、切り開いていく力みたいなものをずっと描きたいなと思ってやってきました」と自身の軸を明かした。
今作は、アニメーション映画『竜とそばかすの姫』を原作に、アニメ、音楽、インターネットカルチャーを掛け合わせた新たな表現に挑戦するライブプログラム。舞台は映画の物語から5年後で、超巨大インターネット空間の仮想世界「U」の有名プロデューサー・ヒロちゃん<As>が、新たな歌姫「LAYRA(レイラ)」と共に伝説を作るべく、「U」史上最大の音楽フェスを開催するというスピンオフストーリーを描く。



