吉野家HD、米ラーメンチェーン「Kizuki」を子会社化 海外展開を強化
吉野家HD、米ラーメンチェーンKizukiを子会社化

吉野家ホールディングス(HD)は7月10日、子会社であるYOSHINOYA US HOLDINGS INC.(YUS)を通じて、米国でラーメン事業を展開するKizuki International LLC(以下、Kizuki)の全持分を取得し、子会社化したと発表した。この買収により、吉野家グループはラーメン事業の海外展開を加速させる。

「ラーメン提供食数世界No.1」を目指す

吉野家HDは中期経営計画「変身と成長」の実現に向け、既存事業の変革と新たな成長ドライバーの育成を最重要課題としている。特にラーメン事業では、2034年度までに「ラーメン提供食数世界No.1」を目標に掲げ、事業ポートフォリオの拡充と持続的成長を目指す。

Kizukiは2016年にワシントン州シアトルで設立され、現在はシアトルを中心に17店舗を展開。また、シアトル、テキサス、サンフランシスコの3カ所に自社工場を保有し、多店舗展開を支える供給体制を構築している。

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米国市場の戦略的重要性

吉野家HDは、Kizukiについて「米国市場の顧客ニーズを捉えたメニュー展開や店舗フォーマットに加え、多店舗展開を支えるチェーンオペレーション基盤を確立している」と評価。直営店主体の運営でブランド価値を高め、商業施設からの出店需要も高いことから、「中長期的な事業拡大が期待できるブランド」と分析している。

同社は「宝産業の工場がある米国市場は、当社における戦略的重要度が高い市場」と位置づけ、「Kizukiが有する店舗ネットワークと事業基盤をグループ内に取り込むとともに、当社が保有する経営資源を幅広く活用することで、Kizukiのさらなる成長を支援し、ラーメン事業の海外展開の基盤強化を図る」とコメント。グループ全体の収益基盤強化と企業価値向上を目指す。

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